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週刊ヤングジャンプで連載中の人気漫画「キングダム」のアニメseason1の1話から全話の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報やあらすじ、ネタバレ、漫画を無料で読む方法などを紹介していきたいと思います!
そんな大人気コンテンツである「キングダム」のアニメもまた注目を集めています!
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この記事の目次
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アニメ「キングダム」season1のあらすじ・ネタバレ
紀元前、中国。時代は春秋戦国時代。
西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信と漂の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。
そんなふたりにある転機が訪れる。王宮に仕える大臣・昌文君の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのだ。
だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政と出会う。この少年こそ秦王・嬴政―――後の始皇帝であった。
アニメ「キングダム」season2のあらすじ・ネタバレ
紀元前、中国。春秋・戦国時代。
西方の国・秦で、戦争孤児として暮らしていた少年・信の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。
先の戦の功績により三百人の特殊部隊の将となった信は、着実に武功を重ねていく。
そんな中、秦はついに魏の攻略へと向かう。その戦場では、信と同世代の若武者たちが手柄を奪い合い、次代の大将軍を目指し躍動していた…。
アニメ「キングダム」season3のあらすじ・ネタバレ
紀元前、中国西方の秦国に、今は亡き親友と夢見た「天下の大将軍」を目指す若き千人将・信がいた。
かつて王都で起きたクーデターに巻き込まれ、現在の秦王・嬴政と運命的に出会った信は、
自身の夢をかなえ、嬴政が目指す「中華統一」をともに成し遂げるため戦場に身を置くことになる。
戦地で散った師・王騎の死を乗り越え、蒙恬や王賁ら同世代の隊長たちと切磋琢磨しながら、着実に夢への階段を上ってゆく信。
一方、嬴政もまた、壮大な目標に向け、相国・呂不韋から国の実権を奪い返すべく宮廷内での勢力拡大に力を注ぐ。
そんな中、軍事最重要拠点のひとつ山陽の攻略に成功した秦国は、これにより中華統一へ一歩近づくこととなった。
だが、七国の勢力図を塗り替えかねないこの一手に危機感を抱く趙国の天才軍師・李牧は、
楚国の宰相・春申君を総大将に、楚、趙、魏、燕、韓、斉の六国による合従軍を興し秦国への侵攻を開始する!
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原作漫画「キングダム」のあらすじ・ネタバレ
紀元前3世紀、未だ統一されない古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にして、後の始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描く。信は後の秦の大将軍・李信であることがあらかじめ明かされている。
嬴政との邂逅 - 王弟反乱編(1巻 - 5巻)
時代は紀元前。500年の争乱が続く春秋戦国時代、中国最西の大国「秦」に「信(しん)」と「漂(ひょう)」という名の二人の戦災孤児がいた。二人は、下僕の身分ながら、「天下の大将軍」を夢見て日々修行に明け暮れていた。
やがて、秦国大臣・昌文君に見出され仕官した漂は、ある夜、深手を負った状態で戻って来る。息絶えた漂から託された紙に書いてあった場所に辿り着いた信は、そこで漂と瓜二つの少年を目の当たりにする。その少年こそ秦国第三十一代目大王・政(せい)であった。漂落命の原因となった政に激昂する信だったが、自らに託された漂の思いと自らの夢のため、乱世の天下に身を投じるのだった。
初陣編(5巻 - 7巻)
反乱鎮圧の功により平民の身分を得た信は3か月後、兵卒として秦魏戦争で初陣を迎える。戦場である蛇甘平原で劣勢の秦軍の中で信の伍は奮闘、千人将・縛虎申と共に魏軍副将・宮元を倒して戦場の要地を奪う。
そこに突如現れた秦の怪鳥の異名を持つ秦国大将軍・王騎。信は図らずも天下の大将軍と会話する機会を得る。
戦は秦魏両軍総大将同士の一騎討ちで決着し、勝利した秦軍は帰国の途についた。信は功により百将に昇進。
暗殺者襲来編(8巻 - 10巻)
王宮に政を狙う暗殺団が放たれた。これを迎え撃つ信は、暗殺団の中に戦場を共にした羌瘣の姿を見つける。羌瘣こそは、伝説の女刺客「蚩尤」に名を連ねる者だった。彼女に圧倒されるが、他の暗殺団の到着に図らずも共闘し、撃退。
発覚した首謀者の名は秦国丞相・呂不韋であった。今は手を出せぬ政敵に、政陣営は忍耐を余儀なくされるも対抗するために王弟陣営を吸収し、着実に力をつける。
馬陽攻防編 - 王騎の死(11巻 - 16巻)
始皇3年、韓を攻める隙に、趙軍から馬陽を攻められた秦では、急遽編成した迎撃軍を最後の六大将軍・王騎に託す。
そこで初戦を迎えた信率いる百人隊は王騎の特命により、趙将軍・馮忌を討つ。その功で「飛信隊」の名を授けられた信は、将軍への道を垣間見た。
蒙武軍の活躍もあって趙将軍・趙荘の采配を悉く上回る王騎であったが、総大将の趙国三大天・龐煖との決着のために、罠を承知で軍を進める。龐煖は妻となるはずだった秦国六大将軍・摎を討った因縁深き相手だった。
本軍同士が激突、総大将同士が一騎討ちを戦う最高潮の中、突如秦軍の背後に未知の新手が姿を見せる。率いるのはもう一人の趙国三大天・李牧であった。一転して死地に追い込まれた秦軍、一瞬の隙を突かれて王騎も致命傷を負う。
信に背負われ激戦の末脱出に成功した王騎は、信に自らの矛を託し、皆に多くのものを残してこの世を去る。
秦趙同盟 - 山陽攻略編(17巻 - 23巻)
始皇4年、王騎亡き後、諸国に国境を侵され始める中、三百人隊に増強された飛信隊は各地を転戦。そんな中、呂不韋の画策により趙国宰相が秦を訪れることが伝わる。その宰相こそ誰あろう李牧その人であり、秦趙同盟という土産を携えていた。同盟成立後の宴席で李牧と直接話す機会を得た信は、李牧を戦場で倒すことを宣言した。
始皇5年、秦趙同盟の効果は早くも現れ、魏国要衝の地「山陽」の奪取を目的とした、対魏侵攻戦が開始される。総指揮官は「白老」の異名を持つ秦国大将軍・蒙驁。遠征軍に加わった飛信隊は同じく三百人隊の玉鳳隊(王賁)、楽華隊(蒙恬)と競い合いながら功を挙げていく。
秦軍の前に立ちはだかった魏軍は、元趙国三大天・廉頗に率いられていた。廉頗の登場で全中華が注目する中、秦魏両軍は決戦の火ぶたを切る。六将級と評される王翦、桓騎の両名を副将に擁する秦軍と、廉頗四天王が率いる魏軍の間で交わされる激戦の中、信は廉頗四天王・輪虎を討ち取り、戦功第三位の大功を挙げる。
ついに相対した総大将同士の一騎討ちの中、蒙驁は六将と三大天の時代の終焉を廉頗に告げる。自らの存命を理由にそれを否定する廉頗であったが、輪虎を討ち取った信から王騎の最期を聴き時代の流れを悟る。敗北を認めた廉頗は信に六将と三大天の伝説を塗り替える唯一の方法を教え、堂々と去って行った。
幕間(23巻 - 24巻)
先の戦功により千人隊に昇格した飛信隊であったが、軍略の要たる羌瘣の不在で苦戦を続け再降格の危機に陥るも、河了貂の加入により救われる。
秦の山陽奪取により生まれた新たな情勢に対し、李牧はある決意を固め動き出す。
合従軍侵攻 - 函谷関攻防戦(25巻 - 30巻)
始皇6年、突如六国から同時侵攻を受け、自国城塞を次々と失陥するという凶報が秦国都「咸陽」へもたらされた。秦の本営に立て直す間も与えぬ破壊力を示し、かつ進撃を止めぬ侵攻軍。これこそ、李牧が画策し、発動させた多国籍連合「合従軍」であった。
たった一国で六国全部を迎え撃つために、秦国の本営は防衛線を一切放棄、国門「函谷関」での集中防衛に国運を賭けた。
開戦初日には信が趙軍の万極を、騰が楚軍の臨武君をそれぞれ討ち取る活躍を見せた。2日目に楚軍の将軍である媧燐による献策により、主力を温存し消耗戦による秦軍の疲弊を狙い、全軍総攻撃を仕掛け函谷関を落とす策を行い、15日目に全軍による総攻撃が行われた。各所で行われた死闘によって、秦軍大将軍の張唐が韓軍による毒兵器によって瀕死の状態になるも、桓騎軍ら共に僅かな軍勢を引き連れ、韓軍本陣を奇襲し韓国大将軍・成恢を討ち取るとその後に死去した。一方楚軍と対峙していた騰・蒙武連合軍は激しい戦いの末、蒙武が汗明を討ち取り、そのままの勢いで汗明軍を半壊させる活躍を見せたが、媧燐の二重三重に張り巡らせた策により、函谷関が開門寸前にまで陥るも、王翦の活躍により函谷関を守り切ることに成功した。
合従軍侵攻 - 蕞防衛編(31巻 - 33巻)
北門の函谷関では秦軍の奮戦もあって凌ぎきるも、南門の武関から咸陽に至る道沿いの城が次々と陥落するという不測の事態が発生。この軍の正体は国都・咸陽を陥落させるべく電撃戦を開始した、李牧が自ら率いる別働軍であった。この動きを察知した麃公軍の猛追が間に合うも、龐煖との一騎討ちの末に麃公を討たれ、飛信隊も敗走。
その頃、呂不韋が不穏な画策をするなど内外から危機の迫る咸陽を、国を守る最後の拠点「蕞」を防衛すべく、政は自ら出陣する。蕞に辿り着いた信達敗残軍は政達と合流。政は蕞の住民達を奮い立たせて皆兵とし、李牧軍と激しい攻防戦を繰り広げる。奮闘空しく城門が突破されるが、そこに密かに救援を要請した楊端和ら「山の民」が現れ形勢逆転し、信は龐煖と対峙し死闘の末彼を撃退し李牧軍を撤退させて蕞を守り抜いた。李牧はこの敗北が決定的となり、合従軍総撤退を余儀なくされる。
幕間(33 - 34巻)
合従軍に辛勝し、亡国の危機を脱した秦国では戦災復興と国境防備の再編に忙殺。一方、列国でも李牧や春申君ら合従軍を主導した要人らが遠征失敗の責により左遷され、国体の変化を遂げつつあった。
その頃、飛信隊を離脱して久しい羌瘣は、仇敵・幽連の居所を突き止め、決戦の地へ乗り込む。幽連含む幽族に羌瘣は襲われ、大いに苦戦するも飛信隊の繋がりが彼女の力となり敵討ちに成功し、羌瘣は再び飛信隊へと戻った。始皇7年に蒙驁が危篤状態となる。駆けつけた信と蒙恬らに自身の半生を語り、彼らに激励の言葉を送り、そのまま死去した。
王弟謀反編(34 - 35巻)
始皇8年、合従軍以来、久しく無かった敵国侵攻を退けた屯留から、突如「王弟謀反」の凶報が咸陽にもたらされた。
自ら立ち上がった成蟜の人間的成長を認める政としてはにわかに信じがたく、政陣営の予想通り、王弟謀反は呂不韋と屯留代官・蒲鶮の策謀によるものだった。
この事態を解決すべく飛信隊と壁軍が成蟜救出の命を受け出陣、屯留を奪還するも一歩間に合わず成蟜は信に政を託し落命。
著雍攻略編(36巻 - 37巻)
戦災復興と防備の再編を経て、再び攻勢に移った秦国は、山陽に続く魏国の「著雍」奪取に狙いを定めた。騰へその任が下ると、独立遊軍の玉鳳隊と飛信隊へも増援招集がかかった。
しかし、ただでさえ堅固な「著雍」防衛網に、呉鳳明を急遽呼び寄せてまで要衝の防衛強化に努める魏軍に苦戦。そこで北方の王翦軍に増援を求めようとしようにも、王翦軍と対峙中の趙軍まで招き入れてしまう懸念から、現有戦力だけでの継戦を騰は決断。
王賁の献策で三方から一斉に攻め込む秦軍だが、その魏陣営には、かつての秦国六将や趙国三大天と並びうる魏国大将軍「魏火龍七師」の旗が翻っていた。
大いに苦戦を強いられるも玉鳳隊と飛信隊の奮戦により魏火龍三将のうち二将を討ち、「著雍」奪取に成功。信と王賁は大功により五千人将に、羌瘣は三千人将に昇進。
嬴政加冠編 - 嫪毐の乱(37巻 - 40巻)
奪取した著雍を、山陽と並ぶ不退転の要地として要塞化するのに莫大な資金を必要とする難題は、雍に隠棲していたはずの太后が後宮による負担を突如申し出てきたことで解決を見出した。ただし、その見返りに北の辺地「太原」での暮らしと、その地方長官へ有能なる宦官・嫪毐を据えろとの要求を、大王派ばかりか相国派でさえも呑むこととなった。
ところがやがて千・万規模で守備兵を引き抜かれた著雍では、魏軍の襲来対応に忙殺される。引き抜かれた守備兵たちの転出先は北の辺地「太原」。そればかりか「毐国」と国家を僭称した太原では、中央政府からの勧告の使者すら取り合わぬ始末。
秦内外から人や資金を続々と入手し、国家としての体裁を整えていく「毐国」への対応に手をこまねき、越年した(始皇9年)秦では、とうとう政が成人した。そう、内外に向けた正式な王としての宣言であり、大王派と相国派の長きに亘る暗闘に終止符を打つ「加冠の儀」を迎える年である。
しかし、その儀式を厳かに執り行えるほど、国内情勢は穏やかではなかった。加冠に乗じ、毐国が反乱を起こす。しかもその乱は政を葬るため呂不韋が仕組んだものであった。
三者三様の思惑が複雑に絡み合う中、咸陽では反乱を知った飛信隊が蕞兵と共に防戦に当たる。内では呂不韋と舌鋒を交わす政は自らの信じる道を示し、その大器を呂不韋に認めさせ、決着を咸陽の戦いに委ねる。
呂不韋一派の妨害もあり飛信隊ら防衛軍は咸陽防衛に大いに苦戦するも、呂不韋陣営を離脱した昌平君率いる援軍が敵総大将・戎翟公ワテギを討ち、反乱軍は撃退。9年におよぶ呂不韋との争いに完全勝利した。
新章・中華統一へ - 黒羊攻防戦(41巻 - 45巻)
長年の政争はついに決着。ようやく国内をまとめた政はいよいよ、国家総動員で戦い抜ける限界年数の「十五年」で中華統一させる大構想を信に明かす。
最初の標的は魏国「衍氏」。昌平君は「山の民」という切り札を早くも晒し、秦国の新たな戦略を内外に示した。一方楚国では、考烈王と春申君の両名が立て続けに死去し、長年に渡り楚国を支えて来た両名の死により、国が大きく揺れ動く不安定な状態になってしまった。
秦国が次に攻め込む戦地の趙国「黒羊」は城が無い、大森林の中で森林にある五丘の丘を取り合うという複雑な戦場。そこへ最後の三大天に最も近いと言われる慶舎と離眼城主の知られざる名将・紀彗が立ちはだかる。それに対し、飛信隊は己と全く異質な桓騎軍の指揮下で戦いに臨む。
地の利を生かした趙軍に苦戦を強いられるも、信は激戦の末慶舎を討ち取ったが、紀彗は慶舎の死を隠してなおも徹底抗戦をする構えを見せる。だがその時、桓騎による非道な作戦が密かに行われる。
斉王との会談(45巻)
桓騎によって黒羊丘を占領し、結果的に大勝利を収めた。その戦いで慶舎を討ち取る大功を立てた信だったが、桓騎軍との刃傷沙汰で武功取り消しとなる。その後、黒羊丘の守備を楽華隊と交代し、内地へ帰還。
その頃、蔡沢の手引きによって斉王と李牧が密かに咸陽へ訪れた。まず斉王との密談で、中華統一が空論ではない訳を問われた政は新たな統治方法を示して、斉王を感嘆させ、非公式の口約束ながら、斉王から事実上の降伏宣言を勝ち取る。
だが、その後の李牧による謁見の場では「七国同盟」を提案されても一蹴。それを宣戦布告と受け取った李牧は、滅ぶのは秦国だと宣言して咸陽を去る。
幕間(45巻 - 46巻)
内地へ戻った飛信隊は、三ヶ所で募兵を行う。その過酷な入隊試験で、秦国唯一の「中華十弓」であった蒼源の子、蒼仁と蒼淡の兄弟を含めた選りすぐりの新兵千人を増員した。
鄴攻略編 - 出征 ~ 鄴包囲(46巻 - 48巻)
趙攻略を目指す秦の本営では、趙西部に複雑な防衛網の構築が続くことにより、「十五年」での中華統一は困難と判断した昌平君は、李牧を出し抜くために敢えて王都「邯鄲」の喉元の「鄴」を一気に狙う、軍の全滅もあり得る奇策を献言し、政はそれを決断。
昌平君ら本営は王翦を総大将に抜擢し、そこに楊端和が率いる「山の民」、桓騎軍を加えた三軍連合軍に加えて、飛信隊、玉鳳隊、楽華隊らを合わせた総勢二十万超えの大軍を、鄴攻略に向けて派兵。咸陽を発つ際、見送る政から長年預かってもらっていた王騎の矛を受け取ると、信はそれを携えて鄴に向けて出陣する。
趙では連合軍の出陣が解ると、李牧らは秦を迎え撃つべく準備をしている最中に、燕からオルドが率いる軍が侵攻して来た事を知り、趙は「秦」と「燕」両国の迎撃に当たる事になる。李牧はオルド軍が「青歌」に向かっていると解ると、無名ながらも「三大天」を担う事の出来る実力があり、「三大天」の任命を断った青歌城城主・司馬尚に燕軍の迎撃を任せた。李牧は秦軍の動向を探っていた副官・舜水樹からの情報により、秦の本当の狙いが鄴と言う事に気がつく。
飛信隊と「山の民」により趙国国門といえる列尾を半日で陥落させたが、李牧により仕掛けられた列尾の秘密に気付いた王翦は、昌平君による戦略の破綻を悟る。王翦はその後密かに、列尾から僅かな兵を引き連れて、鄴を自身の目で見に行く。鄴を自身の目で見た王翦は鄴が力技では落とせないと分かると、新たに鄴を落とすための策を即興で新たに練り上げ、列尾を放棄する事で兵站を断ち、全軍で王都へ攻め込み、軍の兵糧が尽きる前に鄴を落とすことを決断。鄴を落とすための必要な下地作りを三軍に命じて鄴を包囲した。
一方の趙では、悼襄王の身勝手さで邯鄲からの援軍に頼れず、窮地の鄴を救い得る近場の城塞は「橑陽」と「閼与」の二つのみ。李牧は舜水樹に橑陽軍を任せ、自らは閼与軍を率いて出陣。対する王翦は鄴の包囲と橑陽軍と閼与軍以外の迎撃を桓騎軍に任せると、橑陽軍を対峙する楊端和軍へ、壁を援軍に向かわせ「山の民」らに橑陽軍を任せて、自らは李牧が指揮するであろう、閼与軍を迎撃に出た。王翦軍に組み込まれた飛信隊・玉鳳隊・楽華隊も李牧を討つべく、朱海平原へ転進する。
鄴攻略編 - 朱海平原 ~ 犬戎族(48巻 - 51巻)
朱海平原での一日目には趙軍右翼の紀彗軍を討つべく、飛信隊は楽華隊・麻鉱軍と連携して優位に戦況を進めるが、李牧の奇襲により王翦左翼軍の指揮官・麻鉱将軍を討たれたことでたちまち劣勢に陥った。壊滅寸前まで弱った中核の麻鉱軍を、機転で立て直させた蒙恬の手腕と戦術眼を大いに認めた王翦は、蒙恬を臨時将軍に昇格させて左翼軍大将に命じた。
一方、橑陽では楊端和率いる「山の民」と壁率いる秦軍が当初は圧倒していたが、舜水樹が到着すると、舜水樹は趙軍を橑陽城まで撤退することを決断。橑陽城まで撤退することで、橑陽城城主・ロゾ一族が率いる異民族・犬戎族による援軍が加勢することになり、彼らによる加勢で戦は膠着状態に陥る。
朱海平原戦三日目、秦軍右翼の玉鳳隊・亜光軍への合流命令を受けた中央予備軍の飛信隊は、元趙国三大天藺相如軍「藺家十傑」の尭雲・趙峩龍らの趙軍左翼と対峙する。彼らに加え李牧の副官・馬南慈と元慶舎の副官・岳嬰の猛攻の前に劣勢に立たされる秦軍右翼。そこへ元々、兵糧に不安のあった秦軍では、橑陽で壁が預かる兵糧の大半を焼かれてしまう。李牧は算出させた鄴の残りの兵糧が、秦軍よりも上回っていると判断し、長期戦に持ち込んで自壊させることを目論む。
鄴攻略編 - 橑陽攻略(51巻 - 53巻)
趙軍左翼の猛攻を何とか凌ぐ朱海平原では、九日目に尭雲と馬南慈によって王翦右翼の将軍・亜光が意識不明の重体となる。だが、その代わりに信は仇討ちに燃える岳嬰を討ち取ることに成功する。
橑陽では兵糧が尽きかけていることで楊端和は総攻撃を決断。壁も失態を挽回するために主攻の一つを願い出る。ロゾの息子達を討つなど攻勢だった「山の民」と壁軍だったが、舜水樹とロゾに見抜かれて、総戦力での迎撃に遭い、散り散りとなる。楊端和は執拗に狙われる中、自らを囮とすることによって別動隊による大逆転を画策し、ロゾを壁が討ち取った。そして残存の犬戎族を従属させた楊端和は、橑陽城を接収した。敗北した舜水樹ら趙軍は秦軍の退路を断つべく列尾へ撤退する。
鄴攻略編 - 覚醒(53巻 - 55巻)
朱海平原では、岳嬰を討っても変わらぬ劣勢で、大将不在の状態にも関わらず本陣からの指示も無く、そのうえ兵糧まで尽きかけているせいで、士気も著しく低下し絶望的な状況に陥る王翦右翼軍。万策尽きかける中、十一日目の夜に信を呼び出した王賁は、両隊を覚醒させることを訴える。そして翌日の十二日目で、隊長からの渾身の檄に促された飛信隊・玉鳳隊は、趙軍左翼を圧倒し大きく後退させる。この一報に、王翦の中央軍も前進を始め、朱海平原の戦況が大きく動く。趙軍左翼も反撃を受けた十三日目には王賁が尭雲によって瀕死の状態に追い込まれる。その夜に右翼では、状況を好転するために右翼の大将を信にする決断をした。そのころ鄴では、鄴が包囲される前に密かに負傷した民に化けて、鄴に侵入していた王翦の兵士によって、鄴の兵糧庫が焼かれてしまい、兵糧の殆どを失ってしまう。十四日目には右翼で信が趙峩龍を討ち取り、趙軍の左翼に大きな打撃を与えることに成功した。一方でその夜、蒙恬の陣営では突如三大天・龐煖の単独夜襲を受けた。
鄴攻略編 - 朱海平原決戦(56巻 - 58巻)
十五日目の朱海平原中央では、兵糧難を察して守備に徹することで秦軍を干上がらせる算段の李牧だったが、肝心の鄴で兵糧の殆どを焼かれた報告を受けて方針を大転換。目前の王翦軍を撃破し、そのまま鄴を包囲している桓騎軍を四散させ鄴を開放させる必要性に迫られた李牧軍が、いよいよ王翦の本軍と会戦。独自の戦術によって王翦軍に苦戦を強いるも、戦術の謎を解いた王翦によって互角の戦況に戻される。その間、右翼では王賁が尭雲を討ったことで趙軍左翼を突破し、そのまま李牧軍への挟撃を仕掛けるも、趙軍も傅抵・馬南慈が王翦軍に挟撃を仕掛け、さらに蒙恬軍と紀彗軍も中央に駆け付けて激しい攻防戦となる。飛信隊が李牧を目前にまで迫ったその時、龐煖が立ちはだかる。信は因縁の決着を果たすべく龐煖と一騎打ちを繰り広げ、死力を出し尽くしてついに龐煖を討ち取った。しかし、限界を超えた信はそのまま倒れてしまうが、羌瘣の決死の蘇生術で復活を果たす。李牧は龐煖の死を見届けると鄴を解放すべく、朱海平原から撤退して全軍で鄴へと向かった。
鄴攻略編 - 鄴制圧 ~ 李信将軍(58巻 - 59巻)
鄴を解放しに向かった李牧軍を精鋭部隊で追撃する王翦軍。一方、鄴では兵糧が無くなった事で難民らによる暴動が発生していた。王翦軍からの追撃を何とか凌いだ李牧軍は鄴に辿り着いたが、桓騎軍の前に鄴を解放出来ず、難民らによってとうとう鄴の城門が開門されてしまい、それを待っていた桓騎軍によって鄴は陥落する。
陥落した鄴へ入城した秦軍であったが、肝心の兵糧の問題が解決しておらず、今度はそのまま李牧軍に兵糧攻めに遭う。秦国から鄴へ兵糧を輸送しようとするが、黄河を渡っての輸送を読まれて失敗し、輸送出来ずにいた。しかし、鄴を包囲していた李牧は王命によって、朱海平原敗戦の責により邯鄲へと連行される。そんな中、王翦は兵糧問題を前もって予想しており、秦国とは逆の斉国から事前に兵糧を買って斉国に兵糧を輸送してもらう事で問題を解決した。そして鄴と橑陽と列尾を繋げるべく騰軍が列尾に向けて出陣した。列尾では李牧の投獄と斬首されると知った扈輒と舜水樹は、李牧を救うべく全軍を王都圏北側へ撤退させる決断をするのであった。これによって秦軍は当初の目標であった、鄴を含む趙国の王都圏南側を得たのであった。
咸陽に凱旋した信だが、政から将軍になるためには姓が必要だと聞かされ、姓を決める最中に漂がかつて「李」の姓を持っていたことを知り、自身も「李」の姓にすることを決め、「李信」と名乗ることを決めた。そして論功行賞で蒙恬や王賁らと共に将軍へと昇進した。
幕間(59巻)
趙の王都・邯鄲では、李牧の処刑前に李牧の救出を目論む李牧の腹心らと悼襄王らの派閥による内乱状態になっていたが、李牧の処刑前日に悼襄王が何者かによって毒殺される。悼襄王の死後に次期趙王の太子嘉によって李牧が解放されるが、悼襄王の遺言によって次期趙国王は太子嘉ではなく、末子遷が指名される。李牧と太子嘉らは遷の派閥により、刺客や追手を差し向けられ、命を狙われるがなんとか邯鄲を脱出した。嘉と別れた李牧らは今後のことを見据えて、司馬尚がいる青歌城へ向かった。
年が明けて始皇十二年なってから、秦では河南城で隠居していた呂不韋の元に集まった様々な残党達による勢力が、朝廷を脅かすのではないかと危惧されていた。自ら河南城に向かった政は呂不韋と対談をし、呂不韋から自身の優しさがいずれ弱点になると進言を受ける。その後呂不韋は自身の影武者に服毒自殺をさせると、自身は城を脱出し愛人らと共に中華中を巡る流浪の旅に向かった。
什虎の戦い(60巻 - )
邯鄲攻略を目指す秦国だったが、強固な防衛線に苦戦する。戦力増強をしようにも各地の戦線も手一杯で戦力を送る余裕は無く、膠着状態が続いていた。それを打ち破るべく昌平君は魏国との3年間の同盟を提案。長年敵対関係の魏国が同盟に応じるはずが無いと一同が難色を示す中、昌平君は楚の最重要拠点・「什虎」を合同で攻略し、什虎を魏へ譲渡するのを条件に同盟を打診する。什虎へ向けて蒙武軍が進軍するが、待ち構えていたのはかつて楚に滅ぼされた小国の残党達で構成された異色の軍団・什虎城城主満羽率いる什虎軍だった。月地平原で始まった秦軍と什虎軍の戦は、蒙武軍への援軍として来た騰軍や、媧燐の指示で参戦した項翼軍や白麗軍だけで無く、同盟を了承した呉鳳明率いる魏軍も加わる。
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