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NHKで放送されている大人気生活情報番組「ガッテン!(ためしてガッテン!)」最終回の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報や、再放送の情報などを紹介したいと思います!
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この記事の目次
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「ガッテン!」最終回!27年の歴史に幕
落語家・立川志の輔がMCを務めるNHK総合の生活情報番組『ガッテン!』が、きょう2日(後7:30)の放送で最終回を迎え、27年の歴史に幕を下ろした。
1995年に『ためしてガッテン』の番組名で始まり、16年4月からは『ガッテン!』として生まれ変わった同番組は、普段の生活の「なぜ?」「どうして?」について、最先端の科学とユニークな実験、世界のすみずみを体当たり取材するなど、あらゆるアプローチで徹底解明。
いつも作っていたあの料理がびっくりするほど美味しく変身したり、信じ切っていたあの健康法が、誤解だらけだったり。「そういうことだったのか!」とスカッとするお役立ち情報を届けてきた。
最終回のテーマは「しつこい目のぼやけ 気づいて!本当の原因解明SP」で、目を酷使する現代社会において、多くの人が経験したことがあるであろう「目のぼやけ」を取り上げた。
番組冒頭のVTR後、スタジオで立川は「はい、今週もガッテン!よろしくお願いいたします」といつも通りにあいさつ。その後、番組では疲れ目、乱視、老眼など原因はさまざまだが、そのぼやけは新しい目の病気の可能性もあるとし、1分でできるチェック法を紹介。目のぼやけにこの病気の可能性が潜んでいないか、気づくことができるといい、眼科に行くべきかどうか、行くとすればどんな治療法があるかまで詳しく伝えた。
最後、立川は「27年お世話になりましたが、今回をもちまして最終回となりました。長い間、ご覧いただきありがとうございます。最後に番組から皆様への気持ちを一枚の紙にいたしました」とし、「これからも『ガッテンできる毎日を』お過ごしいただければなと思います」と視聴者へ感謝。
「ご覧いただきありがとうございました!これからもずっと『ガッテン』できる毎日を! ガッテン! ありがとうございました!」と締めくくった。
また、テロップでは「ご覧いただいたみなさま 番組作りにご協力いただいたみなさま 27年間ありがとうございました」と感謝が伝えられた。
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「ガッテン!」ミラクル・リズムパワー活用術
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◆難病治療、歯磨き、家事、運動、さまざまなことに活用できる「リズムの力」がテーマ◆メトロノームでリズムを聴くだけで、歯磨きが上達し、かけっこまで速くなってしまう!?◆その効果は難病治療まで。歩くことが難しかったある難病の患者がリズムを聴くと歩けてしまう!そのメカニズムを調べてみると、私たちの体や生活に深くかかわる「リズム」の意外な力が見えてきた。◆料理や掃除などへのリズム活用アイデアもご紹介!
「ガッテン!」の出演
【ゲスト】
清水ミチコ,遠藤章造,大島麻衣,
【司会】
立川志の輔,小野文惠,
【語り】
山寺宏一
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「ガッテン!」手間激減!楽しさ倍!ポテトサラダ革命
みんな大好き「ポテトサラダ」!でも作るのは面倒…☆ポテサラで評判の食堂に潜入取材…熱々の皮むきにおかみさんぼやき連発!そこでガッテン技!15秒あることすると、ぼやき封印→思わず「楽しい」と言っちゃうほど楽々に☆日本で独自進化!歴史をひもとくと…ポテサラのために誕生!?マヨネーズ誕生秘話☆「じゃが+マヨ」最強節!結論は「合わないものはない」!?子ども大喜び!ポテサラパーティーで“合わないもの”探し!
出演
【ゲスト】
榊原郁恵,藤井隆,大島麻衣,
【司会】
立川志の輔,小野文惠,
【語り】
山寺宏一
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「ガッテン!」終了に中高年はガックリ
NHKの「ガッテン!」が来年3月をもって終了する。1995年にスタートした前身番組「ためしてガッテン」の初回から立川志の輔(67)が司会を務め、四半世紀以上も続く長寿番組だ。世帯視聴率は10%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と決して悪くない。それでも終了させるのは、ガッテンできない理由があるかららしい。
「ガッテンしていただけますでしょーか?」
食や健康など身近な生活の話題をテーマに、これまでの常識を科学で覆し、新たな知識を伝えるのが「ガッテン!」だ。95年の番組スタート時、志の輔は41歳。2年後にアシスタントとして加わった小野文恵アナ(53)は20代だったわけだ。ここまでよく続いたと言うのは芸能記者だ。
「番組は2018年10月に放送1000回を達成しました。志の輔師匠がいるからバラエティ番組のような柔らかさがありますが、内容は歴とした科学番組といっていい。よくもネタが続いたと思います。NHKの科学番組の部署が担当していて、1回の制作に4カ月も費やすそうです。民放ではマネのできない番組でしょう」
NHKならではの番組だったわけだ。
「現在、志の輔師匠が出演する唯一のレギュラー番組でもありました。2015年に紫綬褒章を受章した後も続けているので、愛着もあったでしょうね」
志の輔は、チケットを取るのが最も難しい落語家の一人だ。東京・渋谷のPARCO劇場での1カ月公演「志の輔らくご in パルコ」をはじめ、地元富山でほぼ毎月開催される落語会「志の輔のこころみ」、さらには全国津々浦々で年間150本以上の高座を務めている。その間を縫って、よくもまあこんなに長く番組を続けたものだ。
「本業の落語のためにも、出演を続けるだけのメリットがあったのだと思います。何しろ全国放送ですからね。地方の人にとって落語家といえば『笑点』(日本テレビ)のメンバーという認識がある中、落語家・志の輔を全国区にした番組といってもいいでしょう」
そもそも志の輔が師匠の談志に入門したのは、29歳になる直前と遅かった。さらに、入門してすぐに談志が落語協会を脱会してしまったため、“寄席を経験しない弟子第1号”となった志の輔は、落語立川流の実験台と呼ばれていた。
「本人は後に、売れるためなら何でもやったと話しています。それがテレビのレポーターであったり、ナレーションだったりしたわけですが、特にハマったのが『ガッテン!』でした。いまや地方の落語会でも、『……ガッテンしていただけますでしょーか?』の一言で会場が盛り上がると聞きます」
そんな番組がなくなるのだ。民放プロデューサーが言う。
「12月8日放送分の視聴率は、個人5・5%、世帯10・0%で、十分合格です。ただし、F1層(20~34歳の女性)は0・7%、コア層(13~49歳の男女)は1・3%しかありません。この日の裏番組『FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ)のF1層1・8%、コア層6・3%と比べると悲惨な数字です。対して、『ガッテン』のF3層(50歳以上の女性)は11・2%、M3層(50歳以上の男性)は9・1%で、完全に高齢者寄りの番組になっていることがわかります」
食生活や健康がテーマなのだから、そうなるだろう。とはいっても、そもそもF1層、F2層……といった年齢区分は広告業界で使われる用語だ。民放がコア層を設けて、その年齢層に見られる番組作りをしているのは、スポンサーに向けた戦略に他ならない。NHKには関係ないはずである。
「実は、NHKは15年ほど前から若者向けの番組に舵を切っており、若年齢層の視聴者獲得に動いています」
高齢者層を切り捨てたということか。なぜ“皆さまのNHK”ではなくなったのか。
「ひとえに安定した受信料獲得のためです。現在、国民の8割以上が支払う受信料ですが、ほとんどの高齢者層は律儀に払い続けています。支払率が低いのは若年層です。親元を離れた新大学生や新社会人など、このあたりからも徴収しなければ、将来、NHKの受信料収入は先細りとなってしまう。新たに若年に契約してもらうためには、彼らが見たいと思うような番組が必要だと考えているのです」
受信料収入がなければ、作りたい番組が作れないどころか、NHK職員の給料も払えない。むしろ民放よりも深刻かも。
「ですから、若者向けのキャスティングで、次々と番組を作っているんです。今年の『東京五輪』に櫻井翔と相葉雅紀をスペシャルナビゲーターとして起用したり、『紅白歌合戦』にも若者に人気のYOASOBIやBiSH、DISH//らを必死に仕込んできます。朝ドラには松村北斗や永瀬廉らジャニーズの人気者、大河『青天を衝け』の主演にまだ27歳の吉沢亮を抜擢するなど、なんとか若者に見てもらおうという作りです」
NHKには不要という声もあるバラエティ番組も同様だ。
「2012年にスタートした内村光良を中心とするコント番組『LIFE! ~人生に捧げるコント~』が話題になると、18年には岡村隆史の『チコちゃんに叱られる!』、有田哲平の『有田Pおもてなす』、19年には有吉弘行と千鳥ノブの『有吉のお金発見 突撃! カネオくん』、さらにサンドウィッチマン『サンドのお風呂いただきます』(現在は『ロコだけが知っている』に継続)など、民放で人気者の冠番組を並べ始めました。もっとも、それほど結果を出していないようですが」
民放の猿まねと思われているだけなのかも。
「そもそもNHKの受信料に対し、若者の間では“スクランブル化せよ”という声が最も大きいですからね。すべての番組を見られるわけでもないのに、地上波だけで年1万4000円以上は高いという声がもっぱらです」
このような番組編成が続けば、高齢者層のNHK離れを呼び起こすかもしれない。
「ガッテン!」「生活笑百科」が終了…“中高年切り捨て”進めるNHKのお家事情
「打ち切りの説明を受けた志の輔さんは『そうですか……』と淡々と応じていたそうです」(NHK関係者)
開始から26年、立川志の輔(67)がMCを務めるNHKの人気情報番組『ガッテン!』が、来年3月末で終了する方向で検討されていることがわかった。身近な健康の話題を科学的にわかりやすく検証する番組内容は、中高年に圧倒的人気を誇り、現在も平均世帯視聴率は10%以上ある。
『ガッテン!』は四半世紀以上続くNHKの名物番組だった。12月13日には笑福亭仁鶴さん(享年84)の司会でおなじみだった『生活笑百科』も、同じく来年3月で37年の歴史に幕を閉じることが明らかになった。名物番組の相次ぐ突然の終了には中高年視聴者を無視したNHKの“お家事情”があると言うのは別のNHK関係者。
「昨年、みずほフィナンシャルグループ会長を務めた前田晃伸氏がNHKの会長に就任してから、新番組や新企画の開発が急ピッチで進んでいます。’21年度の半年間の受信料収入は3千414億円で2年連続の減収。これが年々さらに減少すると経営陣はみています。
長期的に受信料を払ってくれる若い世代を掘り起こすために、バラエティでもドラマでも若年層をターゲットとした新番組作りが最重要課題だと考えているのです」
民放各局でも、去年から視聴者のターゲット層に変化が起きている、とメディア文化評論家の碓井広義氏は説明する。
「テレビ界全体で視聴者の減少が続いており、一昨年、テレビ広告がネット広告に抜かれてしまったという背景が現実にあります。日本テレビ、TBS、フジテレビは現在、49歳までを視聴者の“コアターゲット”としています。テレビ朝日は59歳までと多少中高年層に優しいですが、NHKは民放に追随するのではなく、0歳から100歳までが見られる多様性を大事にしてほしい。それこそ“NHKらしさ”だと思います」
今年9月には『パネルクイズアタック25』(テレビ朝日系)が46年の歴史に終止符を打った。27年続く『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(テレビ朝日系)も来年3月で終了する。テレビコラムニストの桧山珠美氏は、切り捨てられる多くの中高年視聴者の怒りをこう代弁する。
「テレビが長年の顧客である中高年向けの番組を次々と終わらせていることに大きな疑問を感じます。特に公共放送のNHKは受信料をきちんと払っている中高年が楽しめる番組を提供する義務がある。そもそも若い世代はYouTubeやNetflixなどの配信やSNSが主流で、すでにテレビの優先順位が低いのは明らか。
コロナ禍でもあり、外出もままならない高齢者のなかには、テレビに支えられている人が大勢います。そういう人たちに向けて番組を作り続けるというのも、テレビの大事な役割だと思うのです」
テレビがまだ生活の一部を担っている中高年にとって、NHKは最後の“命綱”なのだが……。
「ガッテン!」終了検討…NHKはなぜ「最強の武器」を捨てるのか
NHKが『ガッテン!』と『バラエティー生活笑百科』の終了を検討しているという。このニュースを聞いて、真っ先に思ったのが「NHKよ、“ダサ面白スピリッツ”を失わないでくれ!」ということだ。
“ダサ面白スピリッツ”という言葉を聞いたことがあるだろうか? 無いはずだ。無理もない。私が勝手に作った言葉だからだ。どういうことか説明しよう。
番組は始まればいつか終わる。特に『バラエティー生活笑百科』は、司会の笑福亭仁鶴さんが今年8月にお亡くなりになったのだから、番組終了だとしても無理もない。それ自体はやむを得ない。しかし、この2番組の終了は、ここのところよく民放の長寿人気番組が終了しているのと「同質のニュース」だと思いたくなるだろうが、決してそう思ってはいけない。全く異質なのだ。
民放の長寿人気番組が今年たくさん終了したのは、簡単に言ってしまえば「広告価値の評価基準が変わった」からだ。最近流行りの「コアターゲット」というやつだ。平たく言うと「CMにお金を払う広告主が、若者に見てもらえる番組じゃないとお金は出さないよ」と言っているから、民放はお年寄りしか見ない番組を終了した。民放で番組を作っているテレビマンたちはいま「テレビを見ないとわかっているZ世代の若者」たちに、なんとかテレビを見せようとする無理ゲーを必死で頑張っている。
ではNHKはどうか? 誰もNHKでCMを見たことはないはずだ。「広告主」というやつとは全く縁がない。「個人視聴率」も「コアターゲット」も全く関係ない。だからお年寄り向け番組を終了させる必要は、これっぽっちもないのだ。
いや、むしろNHKの受信料を真面目に払ってくれているのは、お年寄り向け番組を楽しみに見てくれているお年寄りが多いだろうから、「もっとお年寄り向け番組を充実させるべきだ」というのが正しいという理屈になるはずだ。だから、民放の長寿人気番組終了と、NHKの長寿人気番組終了は、一見同じ流れに見えるかもしれないが、全く違う話なのだ。
さて、ここで私が作った「ダサ面白スピリッツ」という言葉について説明したい。民放キー局のテレビマンとして、「NHKの番組最強の武器はこれだ!」と身に染みて実感したことだ。
むかし、『コメディーお江戸でござる』という番組があったのを覚えているだろうか。1995年から2004年までやっていた、化け物長寿人気番組だ。私はこの番組が始まった時、テレビ朝日入社3年目の20代・若くやる気に溢れるテレビマンだった。そして、この番組のタイトルを聞いてものすごい衝撃を受けた。
正直「あり得ない。どうかしてしまったのだろうか?」と頭を棍棒で殴られたような感じがした。分解してみよう。「コメディー」「お江戸」「でござる」だ。どの要素を取っても現代日本で流行しそうな要素がない、と思った。「コメディー」という言葉も古臭いが、それはまだいい。「江戸」にわざわざ「お」をつけて、しかも「ござる」で締めた理由が読めない。そもそも「お江戸でござる」とか言ったことがある人物は、江戸時代も含めて1人でも存在したことがあるのか?とんでもないキリングセンスだ!と若かった私は言葉を失った。
でも間違っていたのは、間違いなく私だ。『コメディーお江戸でござる』は、テレビ的にはとてつもない正解なのだ。NHKを見ているメイン視聴者層に深く刺さる番組演出を体現した素晴らしいタイトルだったのだ。
「テレビは、センスが良い必要はない。ダサくても多くの人に面白いと感じてもらうほうがいいのだ。ダサいくらいが、安心して全国の人に見てもらえるのだ」という貴重な教訓を、この番組は若くて未熟なテレビマンの私に教えてくれた。これ以来私は、NHKは「ダサ面白スピリッツ」というテレビ界最強の武器を持つ巨人だと思って尊敬してきたのである。
話を『ガッテン!』と『バラエティー生活笑百科』に戻そう。これら2つの長寿番組が、「ダサ面白スピリッツ」満載の番組であることは疑いようもないだろう。特に私は『生活笑百科』が大好きだが、この番組は「まだ現役でご活躍だったんだ!」とビックリするような上方のベテラン師匠たちが出演し、そのコテコテのショートコントを見られるのが何より素晴らしい。
大阪弁の弁護士さんの個人的見解を「法律はどうでしょう」とかなりざっくりした括りで紹介し、なんとなく法律知識も増えた気がする。「上方ベテラン師匠の健在ぶりも確認できつつ、少し賢くなった気にもなれるダサ面白番組」なのだ。この番組が視聴者に課すハードルは限りなく低い。「実家に帰ってお茶の間で寝っ転がって安心して見られる」素晴らしい国民的番組だ。
こういう番組を終わらせるなら、ぜひ後継番組もこういう「ダサ面白スピリッツてんこ盛りの」番組にしてほしいのだ。日本全国、老若男女が寝っ転がって「ハハハハハ」と笑えるような番組が求められていると思う。
しかし、私は大きな懸念を抱いている。ひょっとして「Z世代のSDGsライフスタイルを応援する、ソーシャル連動新感覚双方向バーチャルバラエティ」みたいな感じの番組が始まりはしないかと。自分で勝手に書いて感心したのだが、上の括弧の中みたいな番組が、いかにも今のNHKの大好物っぽい感じだ。なんというか、不要に意識が高い。不要に洗練されていて、オサレな感じがする。そう、「スタイリッシュ」というやつだ。
私にもそこそこ若いNHKの知り合いがいるのだが、みんな総じて意識が高い。そして、真面目だ。口癖は「うちは、ダメですよね。民放さんにいろいろ教えて欲しいんです」で、とても腰が低い。みんなだいたい良い人だ。なんだか知らないがやたらと新しい事をやりたがっている。
「若い人に受信料を払い続けてもらうためにも、斬新で面白いスタイリッシュな番組を作らねば」という使命感にひたすら燃えている。なぜか視聴率も頑張って取りたがっている。私はこういう人たちに会うたびに、「NHKは民放ではないのですから、視聴率を気にしないでください。NHKにしか作れない番組を作ってください」と口を酸っぱくして言っているのだが、なぜかあまりまともに受け止めてもらえない。
で、彼らが作りそうなのが「Z世代のSDGsライフスタイルを応援する、ソーシャル連動新感覚双方向バーチャルバラエティ」的なやつだ。これ、申し訳ないがやめておいた方がいい。
まず、若くて意識が高い人間は、いまさらテレビなんか見ない。今後も受信料を払ってくれる若者を獲得したいなら、ターゲットは「意識高い系じゃない、普通にそのへんにいる若者たち」だ。「ダサ面白スピリッツ」が必要なのだ。若者向け『コメディーお江戸でござる』を作った方がいい。なのにNHKに入るような人たちはみんなそもそも意識が高いから、なんとなく「意識が高くてスタイリッシュ」な番組を作りたくなってしまうのだ。
私は大学で教えていたり、ちょうど20歳の息子がいたりするので、まあまあ若い人たちと話をする機会が多いが、彼らから「NHKの実験的でスタイリッシュなバラエティ」の話を聞いたことがない。残念ながら、多分ほとんど若者には届いていないのだ。その反面「NHKの実験的でスタイリッシュなバラエティ」の話は、業界周辺のオッサンオバサンからはよく聞く。「NHKが斬新な番組を作っていて頑張ってる。素晴らしい」とか言っているのは正直ほとんど高齢者ばかりな気がする。
業界は意外と狭いし閉鎖的だから、業界内のあちこちから称賛の声を聞けばなんとなく「オレたちのやっていることが届いているな」という気になるかもしれないが、ぶっちゃけそれは単なる「内輪受け」だ。業界の外にいる日本全国津々浦々の若い人に響かなければ、若者のテレビ離れなど食い止めることはできない。
テレビマンは、すぐカッコいいものを作って、「オレの作品」とか言って自慢したがる。でも、本当にカッコいいテレビマンは「あえてダサい道をいく」のだ。テレビは、カッコいいものではない。みんなが気軽に楽しむものだ。
きっと、NHKにいたら「オレたちも民放みたいにカッコいい若者向け番組を作ってみたい」と思うのかもしれない。「NHKなんてダサいな」と思われているという思い込みがNHKの人にはあるのかもしれない。確かに、業界関係者の交流会みたいなところで、自己紹介で「コメディーお江戸でござるのディレクターです」と言いながら名刺を出すのには、羞恥心との戦い的なものを経験するのかもしれない。
でも、気にしないでほしい。本当にカッコいいのは、業界の王者だからこそ使える切り札「ダサ面白スピリッツ」を堅持することだ。ぜひ、これからもNHKには、「ダサカッコいいテレビ業界の巨人」で居続けて欲しい。多くの民放テレビマンたちもきっとそれを望んでいると思うからこそ、こんな辛口なラブレターを書かせてもらったということなのだ。
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「ためしてガッテン!」について
「ためしてガッテン!」は、1995年3月29日から2016年3月16日までNHK総合テレビで放送された日本の生活情報番組。
毎回、身近な生活の話題の一つのテーマを最新の科学を駆使・実践していくことで今までの常識を覆し、新しい常識を発見していく。民放の情報番組と比べると演出はやや抑え気味で、地味なテーマを取り上げることもある。1995年(平成7年)3月29日に放送された第1回のテーマは「ツボ健康法のツボ」だった。
以前は、同じジャンルの代表的な2つの物(例としてコーヒーと緑茶)を比較し、それぞれの相対的な良い点と悪い点を上げていくというスタイルで行われた。しかし、結論は毎回とも適材適所となっていた。その後は一つのモノを対象に深く掘り下げ、効果的な利用方法の紹介というスタイルに改められている。2000年代中頃からは、雑誌や民放が放送した番組でセンセーショナルに取り上げた健康食品等の効果を再検証し、その信憑性に警鐘を鳴らす企画も放送している。
番組で特定の企業に属する商品は取り扱わず、一般的に全国規模で生産されている健康食品などを取り扱うことが多い。効果ありと取り上げられた品物は爆発的に売れることが多く、よく知られた自然食品の中には翌日、売り切れする店が続出している。また、古くからある自然食品などにおいて、民放などが有害成分があるなどと警鐘を鳴らすと、それについても反証を行うなどし安全性を確認している。
2000年(平成12年)からは、過去の放送や要望の多いテーマについて、視聴者からの疑問・質問に答える「?にお答えします」を不定期に放送する。検証や追加実験などで分かった新事実を交えて、解決法を紹介する。
2007年(平成19年)3月7日放送よりハイビジョン収録・ハイビジョン制作を実施。
放送をまとめたVHSビデオが第1期・第2期はそれぞれ5巻発売された。DVDはポニーキャニオンより4タイトル2007年(平成19年)8月17日に発売された。
2009年(平成21年)2月4日の放送は、インフルエンザの急激な流行に伴い「緊急生放送!インフルエンザ最新対策」として急遽予定を変更し、生放送で行われた。
2006年(平成18年)3月にNHKから公表された1放送回あたりの製作費は1,680万円で、読売新聞の報道によると、民放の類似番組の約半額ほどとのことである。1本制作するのに6週間かかり、そのうち4週間が予備実験に費やす。
取り上げる食材の産地などにより、制作が地方局名義になることがよくある。
2011年(平成23年)4月よりスタジオセットがリニューアルされたのに伴い、抑え気味だった演出が若干目立つようになった。
「ガッテン!」へリニューアル
中高年から絶大な人気を集め続けた番組だったが、2016年春季改編から放送時間を19:30 - 20:15に繰り上げ、番組タイトルを『ガッテン!』に改題しリニューアルすることが発表された。司会は引き続き立川志の輔・小野文惠アナが担当する一方、レギュラーだった山瀬まみが降板し、ナレーションも21年にわたって務めた生野文治から山寺宏一に交代した。
論議を呼んだ放送内容・事故
2006年(平成18年)4月5日放送の「常識大逆転!体脂肪の新改善術」について、2007年(平成19年)4月7日号の『週刊現代』が「NHK『ためしてガッテン』に捏造疑惑」という題の記事を掲載した。記事では、同日の放送では尼崎市の職員4人が生活改善に取り組んだ様子を紹介し、アディポネクチンの血液中の値が1人は上昇し、3人は「変化なし」として放送したが、実際にはアディポネクチンの数値が下がった疑いがあるとしている。これに対してNHKが発行元の講談社に抗議した。NHK側の会見では、3人のアディポネクチンの数値は5%から8%減少していたが、上下10%未満は測定器の誤差の範囲内として変化なしとしたとしている。2007年(平成19年)4月11日の放送後、小野が「統計学的に有意な減少幅にならなかったために変化なしと表現したのであって、捏造の事実はない」と説明をし、番組公式サイトのトップページにも長期に渡って週刊現代への反論が掲載された。
2008年(平成20年)7月9日放送の「今年も猛暑! お宅の『氷』激ウマ大革命」で「20℃の水が凍り始めるまでに100分かかるのに対し、100℃の熱湯は30分で凍り始めた」とする研究論文があることを放送した。これについて、早稲田大学の大槻義彦名誉教授が「物理学で未解明」などとして批判した。高温の水のほうが低温の水より早く凍り始めることがあるという現象はムペンバ効果と呼ばれる。
2009年(平成21年)4月29日放送予定分は、高齢者の転倒防止がテーマとなっていたが、同年3月15日にこの回を収録中に、エキストラとして出演していた60歳代の女性が、転倒の様子を観察する実験の最中に、転倒して左手首を骨折していたことが発覚した。NHKは本放送分では、事故のあった実験の含まれる部分は除外して放送するとした。
2017年2月22日放送「最新報告!血糖値を下げるデルタパワーの謎」
睡眠障害を改善することで血糖値が下がったとするデータを紹介し、「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」と説明した際、処方箋医薬品である睡眠薬のベルソムラが分かる映像を放送した上、その薬剤は副作用が報告されているが、「副作用の心配がなくなっている」という表現を行った。
放送後、視聴者や医師や薬剤師から「睡眠薬の不適切な使用を助長しかねない」「副作用を軽視している」と批判を受け、「この薬だけを推奨しているかのような印象となってしまい、配慮に欠けていた」などとする謝罪文を番組ウェブサイトに掲載し、2月28日予定の再放送を取り止めることを決定し、3月1日放送の冒頭で司会の小野文惠が謝罪した。
この放送内容に対して、日本睡眠学会は「内容を看過できない」として、2017年2月27日に公式ウェブサイトで見解を示した。また、厚生労働省は2月24日、NHKに対して事情聴取を行っている。
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