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フジテレビで深夜に放送されているドキュメンタリー番組「NONFIX(ノンフィックス)」ラーメン二郎という奇跡~総帥・山田拓美の“遺言”~の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報や過去放送回、再放送のことなどについてなどを紹介したいと思います!
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この記事の目次
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「NONFIX(ノンフィックス)」ラーメン二郎という奇跡~総帥・山田拓美の“遺言”~
あなたは「ラーメン二郎」というお店を知っていますか?
店の創業は1968年。目黒区の都立大学駅の近くに店を構え、70年代に入り港区三田の慶應義塾大学のすぐ近くへと移転。それ以来、慶應生のソウルフードとして愛されると同時に、その唯一無二の味は多くの人を魅了し続けている。支店も次々と増え、今や都内を中心に42店舗のお店が存在。その全てのお店が連日大行列を作るなど、「ラーメン二郎」は50年以上に渡り絶大な人気を誇る、いわばラーメン界の一大カリスマ店である。
凝縮された豚の旨味と香味野菜が織りなす、芳醇(ほうじゅん)かつ濃厚なスープ。それに負けない、力強くてしなやかな自家製の極太麺。まるで豚の塊のような、分厚くてホロホロのチャーシュー。そして、希望すれば、無料で山盛りのニンニクと野菜が増される。味も見た目も強烈なインパクトを放つラーメン。そのパワフルな一杯は、「二郎はラーメンではない。二郎という食べ物である」「三回食べると抜け出せなくなる」など、独特な格言めいた言葉と共に、「ジロリアン」と呼ばれる数多くの中毒者を輩出。その人気はラーメン界にとどまらず、芸能人、スポーツ選手、政治家など、各界にファンを公言する者も多く、もはや社会現象となっている。
そんな「ラーメン二郎」の大きな特徴の一つが、徹底的に「取材拒否」を貫いていること。これだけの人気を誇りながらも、「ラーメン二郎」は多くの部分がベールに包まれ謎に満ちている。
今回、「ラーメン二郎」の創業者であり、“総帥”という呼び名でファンからも愛され続けている山田拓美氏が、2019年2月に慶應義塾大学から特選塾員に選任されたことを記念し、山田氏の人柄と功績を形に残すことを目的として、特別に番組が制作されることとなった。よって、「ラーメン二郎」は、今後も取材については従来通りお断りするという。
「ラーメン二郎」を一代で築き上げ、今なお店に立ち続ける“生ける伝説”山田氏が、今回初めてカメラの前で重い口を開く。番組では、山田氏に対して5時間以上に及ぶインタビューを敢行。
現在79歳となる山田氏の口から語られるその人生は波瀾(はらん)万丈で、まるで一つのドラマを見ているかのような錯覚に陥る。料理人の道を目指すも挫折。その後ラーメン店を始めるも、これまたうまくいかず。あきらめて店を畳もうと思ったその日に、一人のお客さんの言葉に奮起した山田氏は、今の「ラーメン二郎」の原型となる一杯を作り上げた。今でも強烈なインパクトを放つラーメンを、50年以上も前に山田氏はどうやって生み出したのか?その秘密に迫る。
その他にも、スープ、麺、豚など、ラーメンに関する細かいこだわりについて、山田氏が直接語るシーンや、今や40人を超える各支店の弟子たち、ひととき共にお店に立っていた妻、そして二代目としてお店を継ぐ息子への思いを吐露する様子など、二郎ファン、ラーメンファン垂ぜんの大変貴重な映像が惜しみなく紡がれる。
山田氏のインタビュー以外にも、「ラーメン二郎」三田本店の仕込みから片付けまで、営業の様子に丸一日密着。また弟子や妻へのインタビューや、常連客と山田氏の交流など、あらゆる角度から「ラーメン二郎」に迫ることで、その魅力やこれまでベールに包まれていた秘密を明らかにする。
さらに、2020年2月に行われた山田氏の喜寿を祝うパーティーの様子も撮影。このパーティーは、山田氏の喜寿を祝うと共に、特選塾員に選ばれたことも祝うために開かれたもので、慶應義塾大学と「ラーメン二郎」、それぞれの関係者が何と1000名近くも駆け付ける事態となった。そんな伝説のパーティーの貴重な映像も今回初公開となる。
「ラーメン二郎」、そして山田拓美氏の全てが詰まった1時間となっている。これを見れば、なぜ人がみな「ラーメン二郎」に魅了されるのかが分かるはずである。そして、まだ食べたことがないというあなたも、きっと「ラーメン二郎」に並んでしまうことだろう。
これは、知られざる「ラーメン二郎」の実像に迫る、大変貴重なドキュメントである。
「NONFIX(ノンフィックス)」取材拒否「ラーメン二郎」の内側を見せた
3月30日の深夜、『ラーメン二郎という奇跡〜総帥・山田拓美の“遺言”〜』というドキュメンタリーが放送された。
ラーメン二郎はふだん取材を受けない。
ラーメン二郎の創業者で「総帥」と呼ばれている山田拓美がカメラに向かって語るのはとても珍しい。
2019年2月に「慶應義塾特選塾員」に選ばれたこと、および翌年におこなわれた「喜寿の祝いパーティ」向けに撮影されていたものから、このドキュメンタリーが制作されたようだ。
今回だけの特例である。
今後も取材は受けないと「ラーメン二郎グループ」として(つまり全国42店舗がまとまって)番組最後に断りを入れていた。
宣言とも言える。
ラーメン二郎は、今後も取材を受けないのだ。
ドキュメンタリー『ラーメン二郎という奇跡』は60分、ナレーションがなかった。
これ、ノーナレだっけ、とおもいながら見ていた。(ふだんのNONFIXではナレーションが入っていることが多かったはず)
ナレーションなしの効果がもっとも強く烈しくあらわれていたのは、総帥が一杯のラーメンを作るところ。
麺を茹で、スープを作り、麺を入れ、野菜をのせ、ブタをのせ、はい、とカウンターに置くまでを何の説明もなく映されていた。
この瞬間、テレビ前のすべての二郎好きが「うおーー!」「食いてーっ!」と叫んだことだろう。
わたしもおもわず「メ、メシテロだっ!!」と叫んでしまった。
この時節、深夜1時すぎにラーメン二郎を食べる手立ては、ほぼ、ない。
ただ私は、このドキュメンタリーが放送されればラーメン二郎三田本店はかなり混むだろうと見越して、じつは放送10時間ほど前、3月30日の昼さがりに三田本店に行って、しっかり一杯食べてきていた。(53人待ちでしたが)
まだ、腹のどこかに麺とアブラが残っていそうな気配を保っていたので、メシテロだとおもったが直撃はまぬがれた、という感じであった。
画面から匂いが強烈に漂ってきた。
いやはや、めっちゃうまそうだった。
関東中の空に「いま、食いてぇーーっ!」という声が渦巻いていたようにおもう。
ドキュメンタリーとしても、とてもおもしろい番組でもあった。
一代でラーメンの一分野を築き上げた人物から話を聞くのだから、おもしろくないわけがない。
高校卒業後、和食の職人として「小僧から」働き出したらしい。
都立大学駅ちかくに最初の店を出したけれどまったく人気がなかったと語る。
つい聞き入ってしまう。
けっこう、やんちゃな人だなあとおもって眺めていた。
小僧時代に厨房で急かされたので、頭にきて仲居頭の頭から天ぷらの粉をかけてクビになった話とか、慶応大学の近くに移転してから慶応生と仲良くなり体育会系の学生たちと飲み歩き、ときに「サイレン鳴らさないで来てください」と救急車が呼ばれた話とか、武勇伝も語られていた。
昔はそういうことも笑って話されていた、そういう時代の空気を私はよく知っているので、いろいろ想像できる。
総帥は佃の生まれだというのも知った。中央区にある佃島である。
佃島のことを「勝どき橋の手前のところ」と語っていたのが新鮮で、勝どき橋の手前って言えば築地じゃないかとおもっちゃうのはこっち側の人の感覚であって、佃生まれは佃島を「勝どき橋の手前」と言うのか、と感心してしまった。
「親っさん」の喋りが歯切れがいいのは、つまり江戸ッ子だからなのだ。
気っ風も喋りも、いかにも江戸ッ子である。
口が悪くても、それは「五月の鯉の吹き流し、口先ばかりで腹わたはなし」で風通しのいい性格なのだ。
落語を聞いているみたいだ。
そもそも弟子を取るというシステムも落語とよく似ている。
破門されると身分を失うというのも江戸から続くシステムである。
しかも弟子にも身分というか、階層があるらしい。
一番下が「麺を作っているのを黙って見てるだけ係」、その上が「麺を作る係」、三番目が「厨房に入って助手のアシストをする係」、そのあとやっと「助手」になって、「昼のすいてる時間に一時間ラーメンを作る」というところまでいく。
二年くらいかかるよ、とぼそっという。
見習い、前座、二ツ目と上がっていく落語界と同じだ。
どうしても時間がかかるのだ。促成というわけにかない。
しかも「教えないけどね」と言っていた。全部見せてるから、それを自分でどうやって習得できるかがすべてらしい。
あらゆる芸に通じる機微である。
たぶん、ラーメン二郎の世界は、そういうところがおもしろいのだ。
インタビューでもっとも多く話していたのがひばりヶ丘駅前店の店主。
二郎好きのなかでは「二郎の海老蔵」とこっそり呼ばれているかっこいい店主なのだけれど、彼が修行中にバックレようとしたことがあるらしい。総帥から電話がかかってきて、怒られて、止められた、という。
この話がよかった。
謝って現場に戻ると、そこではまったく怒らなかった、それがかえってこたえた、という言葉が沁みてくる。
新しく支店を出すときの方式も、興味深かった。
あらたに出そうとおもっている希望の場所を聞き、そこから一番近い支店の店長に「ここに出したいと言ってるがいいか」と聞くらしい。「ああ、がんばれよ」と言ってくれなければ却下となる。
評議委員会で決めると言っていたが、私には戦国武将が板敷きの間に集まって会談している風景しかおもいうかばない。
総帥は織田信長。
こやつがあらたに越谷に城を築きたいと申しておるが、どうじゃ、と上座から信長が聞く。コブシを板の間に付き、柴田勝家や滝川一益、明智光秀らが答える。
そういう板敷きの間の会談しかおもいうかばない。
ラーメン二郎の魅力は、やはりこの総帥「山田拓美」の人間の魅力と表裏一体になっていることがわかる。
三田本店に行くと、特に午後ゆっくりめにいくと、総帥は何となく店内に立っていたり、雑用を手伝っていたりしながら、パァパァ喋っている。
それが楽しみなのだ。
「京葉線って風が吹くとすぐ止まるよなあ」と、これは台風の日に行ったとき、そのセリフをずっと繰り返していたことがあった。目が合ったお客さんに「なあ、京葉線は止まるよなあ」と声かけて、驚いた客が「あ、あの、ぼく大阪から来たんでちょっとわかりません」と答えたりして、ずっとなんか楽しいのだ。
インスパイア二郎、「二郎系」と呼ばれる分野、まあはっきり言えば「勝手に真似してる二郎系」「ニセモノ二郎」について、総帥はおもしろくないとおもっているというのは、弟子のツイートやらでうっすら聞いていたりしたが、本人がはっきりそう発言したのを見られて、これは気持ちよかった。
「二郎系」という分野ができあがり、名前を使われていることについて聞かれ、
「うれしかねえよっ」とはっきり答えた。
「真似すんなって気持ちはある、ふざけんなって気持ちがあるに決まってるよ」
「むかつくよ、やって欲しかねえよ」
そう言い切るところが痛快である。
落語の啖呵を聞いてるみたいだ。
おもにラーメン二郎だけに通っている人間として、ニセモノ二郎を作ってる人、それを「二郎系」と呼んで売っている店は何だかなあとおもっていたし、それを食べに行く人がいろいろ言っていることにも忸怩たるおもいがあったので、こういう啖呵を聞くとすっとする。
痛快である。
見終わって「総帥」山田拓美の人柄が楽しかった。
ラーメン二郎のラーメンの細かい部分には触れられてなかった。
「なぜ、あんな食べきれないほどの大盛が基本なのか」という点はそのままである。
スープ、麺、ブタ(ぶっといチャーシュー)について語り、その中でもやはり「麺」についてが一番自慢げだったとおもうのだが、その三つのバランスについても語っていない。
ほんとはそのあたりにラーメン二郎の本質があると、私は個人的に勝手におもっているのだが、それは語られない。
それでいいのだろう。
たとえば、本店にはレンゲを置かない理由も(だいたい推察はできるのだけれど)、総帥が説明するとおもしろそうだったのだが、でも、それは語るべきほどのものではない、ということのようだ。
さて、このドキュメンタリーを見て、初めて行ってみたいとおもった人もいるとおもうので、近年しきりに通っている者として(年間120〜190回くらいなので、中の上くらい、そんなたいしたものではないですが)アドバイス。
その1、「ラーメン小」という「小」の文字に騙されないで。
「小」という呼称は、いわば二郎厨房内の隠語で、「大盛ではないほう」という意味でしかない。
「ふつうの女性でも楽しく食べきれるラーメンの量」を基準とするのなら、「小」はだいたいそれの2杯から2杯半ぶん(三田本店を基準に話してます。神保町とかだともっと多い)。
小は、ラーメン2杯半だとおもってくだされ。
「大」にいたっては「女性でも楽しく食べられるラーメンの4杯ぶん」の覚悟でのぞんでもらいたい(ちょっと脅しが入ってるけど、覚悟としてそれぐらいを想像しておいてください)
「せっかく二郎本店まで来たんだから、少ない量のを食べるのも残念だから、小じゃなくて大にしましょうよ」と選択して激しく頓死する、と事例を数々聞き及んでいるので、御注意あれ。
その2、ラーメン出される前に周りの人は「カラメニンニクヤサイ」「ニンニク少しにアブラマシヤサイマシマシ」など意味不明のことを言いますが、気にしないようにしましょう。
あれは「ラーメン二郎 悪魔の教団」に魂を奪われてしまった人が、悪魔との契約のために唱えている呪文だとおもってください。(ほんとにそうだから)
ふつうの人間として生きていくなら、真似しないでいいです。
店が聞いているのは「ニンニクを入れますか」だけです。日本語通じない人には「ガーリック、オッケー?」と聞いてます。
真っ当な人間なら、「お願いします」「いえ、いりません」のどちらかの答えで十分です。
「NONFIX(ノンフィックス)」について
「NONFIX(ノンフィックス)」は、フジテレビのドキュメンタリー番組である。
1989年10月に放送開始。当初は毎週深夜(1時から5時までの間)に放送されていた。その後関東ローカルで不定期に放送されていたものの、その頻度は減り、2020年は一度も放送されず、2021年1月に一度だけ放送された。
NONFIXとは「固定していない」の意味で、「ノンフィクション」とは無関係。当時フジテレビ編成部に属していた金光修と石山辰吾が企画した。
制作者は「民放としての枷を外し、制作サイドが伝えたいメッセージをダイレクトに番組に反映させることのできる数少ない番組」としている。森達也をはじめ、多くのディレクターを輩出してきた。ギャラクシー賞やATP賞を受賞した作品も数多い。
「ラーメン二郎」について
「ラーメン二郎」は、東京都港区三田に本店を構えるラーメン店、およびのれん分け店。 同本店の店主・創業者である山田拓美の登録商標。
創業は1968年(昭和43年)で、東京都目黒区の都立大学駅近くに当初「ラーメン次郎」の名前で開店した。これは開店前年の1967年1月にエースコックから発売されて人気となっていたインスタントラーメン、「ラーメン太郎」を捩ったものとされている。
店主の山田は和食料理人で、ラーメンについては全く知識がなかった。最初は「ラーメンぐらい何とかなるか」とたかをくくってラーメン店を出店したが、開店当初から半年間は1日あたりの売上が昼前から深夜まで営業しても20杯以下と低迷していた。様子を見かねた近所の中華料理店店主が自分の中華料理店で修業するようにすすめ、山田はその勧めに応じて3か月間の修行をした。また、近隣にあった雪印乳業の社員子弟学生寮に住んでいた北海道出身の客から受けた助言を参考にし、独自の味を作り出した。提供するラーメンのボリュームと味付け、山田の人柄が学生に受けたことから店は繁盛した。
1970年代には慶應義塾大学三田キャンパスのある東南の角に当たる交差点脇での営業を開始。 1970年代前半、目黒区による呑川の河川改修(暗渠・緑道化)工事のために店舗を移転することとなり、客として来ていた慶應義塾大学の学生から情報提供された港区三田・三田通りの元洋食屋店舗にて営業を再開した。ここは慶応大学三田キャンパス東南の角に当たる慶應仲通りに通じる交差点脇であり、最寄りの鉄道駅(田町駅や三田駅)と三田キャンパス正門との導線上にあった。ここへの移転の際、ペンキ屋が新店舗の看板の「次郎」とすべきところを間違えて「二郎」と書いてしまったことから、以降はそのまま「ラーメン二郎」表記で通している。
1986年4月発売の山本益博『東京味のグランプリ〈1986〉』で山本は飲食店を星の数で評価した際、ラーメン二郎は無星の評価だった。1986年発売の『週刊少年マガジン』50号掲載の『ミスター味っ子』「焦がしネギの風味」の扉絵でぶたダブルが描かれており、慶應大学出身者である作者の寺沢大介が「ラーメンの帝王」というフレーズを使った紹介文を添えている。1996年4月20日発売の『島耕作の優雅な1日』では、作者の弘兼憲史がラーメン二郎について取材した内容をイラスト入りでレポートしていた。
1990年代に三田通りの拡幅計画が実施される見通しとなり、これによって二郎も影響を受けることが判明したため、山田は店を閉めることを考えた。しかし、常連客は店の継続を望み、地元慶應義塾大学の学生有志は当時改装が予定されていた慶應義塾大学西校舎学生食堂へ誘致の署名活動を1990年代前半に行ったが「学内の食堂に塾生以外の外部の客行列ができるのはまずい」など諸般の事情で実現に至らず、三田通りの店舗は1996年(平成8年)2月末に閉店した。同年6月から桜田通り沿い(慶應義塾大学正門近く)に移転し、営業を再開したのが現在の三田本店である。
2003年には「ラーメン二郎」の名称が商標登録され、権利者は「山田拓美」、区分は「ラーメンを主とする飲食物の提供」で、登録日は2003年(平成15年)3月14日である。
2009年(平成21年)には、イギリスの高級紙・ガーディアン紙の「世界で食べるべき50の料理」に選ばれている。
2019年(平成31年)には、創業店主の山田拓美の長年の功績を称え、「慶應義塾特選塾員」に表彰された。
ラーメン二郎三田本店 社訓
二、世のため人のため社会のため
三、Love & Peace & Togetherness
四、ごめんなさい、ひとこと言えるその勇気
五、味の乱れは心の乱れ、心の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは社会の乱れ、
社会の乱れは国の乱れ、国の乱れは宇宙の乱れ
六、ニンニク入れますか?
— ラーメン二郎三田本店 社訓
店舗
三田本店、また店舗の看板は黄色で黒文字の事が多く(京都店のみ、府の景観条例の関係で白色で黒文字及び赤文字)、カウンターは赤色である事が多い。 前払いの食券制(たばこの自販機を流用したプラスチック製札式。一部の店舗は券売機による感熱紙チケット方式)であり、麺の量や豚の量によって色分けされている。
メニュー
提供されるのは豚骨ベースの醤油味のラーメンが主であり、メニューは麺の量と叉焼(「ブタorぶた」と表記される)の量の組み合わせで構成されている。
具は野菜(モヤシとキャベツ)と「ぶた」とよばれるチャーシューが載せられる。
スープはチャーシュー用の豚肉や豚骨にキャベツの芯やニンニクなどの香味野菜、背脂を煮込んで作られる。豚の脂が混ざり脂肪分が多い。そのスープの調整に加えられるタレはチャーシューの煮汁をベースにした醤油味で、以前、千葉県の柴崎味噌醤油店が製造しカネシ商事が販売していた「ラーメン二郎専用醤油」とラベルに表示されている醤油を使用していた。現在は株式会社エフゼットによる「ラーメン二郎専用しょうゆ」及び「ラーメン二郎専用みりん風調味料」を使用している。
麺は基本的に比較的太く、ごわごわした平打ち麺となっている。三田本店を含めた殆どの店舗で自家製麺を行い、原材料として日清製粉の強力粉「オーション」を使用している。
ラーメン二郎では基本的に、通常のラーメンのことを小(しょう)、大盛りラーメンのことを大(だい)と呼んでおり、中や普通、並といったメニューはない。また、小といっても一般的なラーメンに比べると、小で普通のラーメンの特盛かそれ以上、大で普通のラーメンの大盛り2杯分相当と量が多い。
三田本店以外の店舗では、味噌味・塩味、つけ麺や汁なし(油そばに似たメニュー。タレに背油や辛味、ネギなどを加え、少量のスープで伸ばしたものを麺に絡めて食べる。)、つけ味(スープにつけ麺のつけ汁を使用したメニュー)、生卵や生姜などの有料トッピング(店によっては常時、またはその日、もしくは期間限定で無料で実施)などのメニューも取り扱っている。特に八王子野猿街道店2では、1年通して様々なメニューや有料トッピングを期間限定で提供している。また、かつて存在した大宮店では通常のラーメンより割高となるがチャーシューの豚肉として埼玉県産の銘柄豚「香り豚」を用いたラーメンを提供していた。
店内でビールを提供する店舗も存在する他、店の前には特定保健用食品飲料を主として多く扱う自販機があり、そこで購入した飲み物に限らないが飲み物を持ち込めることが多い。
トッピングやカスタマイズ
基本、トッピングはニンニクのみ。店員が客に向けて「ニンニク入れますか?」と声を掛けるので「ニンニクを入れる、入れない」を答えるだけで注文が完結する。
トッピングを聞かれた際に「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4つの変更が無料で可能である。「ニンニク」は、おろし状〜粗みじん切りにされた生ニンニクが丼に入れられる。「アブラ」は、スープを作る際に煮込まれた粒状の背脂であるが、店舗によっては別途醤油などで味付けされた塊り背脂が丼内や別皿で供される。「カラメ」は、ラーメンで使用するタレを上から回しかけ、さらに濃い味に調製することである。 常連から始まった加減の要望が一般化し、独特の注文の仕方からインターネット上では呪文(ヤサイマシニンニクカラメスコシ、等)と呼ばれる。
麺量については、食券提出時あるいは食券確認時などに「麺少なめ」「麺半分」などといった要望を告げれば受け付けてくれる。(食券を提示する際に申し出れば基本のラーメンより「味薄目」「麺かため」「油濃さ薄め」「背脂少な目」などと、基本量や麺の茹で始めのタイミングで加減をしてくれる店舗もある。)
ジロリアン
下記の条件のいずれかに該当する一部のラーメン二郎ファンを「ジロリアン」と表現することがある。
・熱狂的なラーメン二郎ファン、またラーメンが好きなのではなくラーメン二郎が好きで、ラーメン二郎を食べ歩く人。おたくのように傾倒し、魅了されたり、こよなく愛する人。ソウルフードとしている人。
・勝手にルールを作るカルト的なファン。
ライターの速水健朗は、彼らの多くが「二郎のラーメンが特別に美味しいわけではないが、食べずにいられない」「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」といった価値観を持っていることを指摘し、ラーメン二郎を食べることを修業とし巡業のように何度も訪れたり各地を回る信者のようだと考察している。また、ラーメン二郎は他の多くのラーメンチェーン店と違って店舗ごとに味が異なるため、様々な店舗を訪れてその味の違いなどの情報交換をインターネット上(ブログなど)で行ってコミュニケーションの素材として楽しんでいる。このようにジロリアンはラーメン二郎を「勝手なルールを元にしたゲーム」のように消費している面があるという。
鍋二郎
ラーメン二郎でスープと麺を持参した鍋で持ち帰ること。極少数の店舗によって行われている。
家二郎
ラーメン二郎のファンが、その味の再現を目指して自宅で作る二郎風ラーメンを意味する語。転じて、テイクアウト専門店や通販などで購入できる二郎風ラーメンをそのように呼称することもある(前述の「鍋二郎」とは区別される一方、後述のジェネリック系との区別は曖昧となる)。
持ち帰り
前述の鍋二郎とは別に、一部の店舗において長期連休前や何らかの企画(チャリティーイベントなど)において、生麺、豚を販売する事があるが、2020年4月以降の新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるテイクアウト需要の増加により、店舗において生麺、豚、調理済みスープがセットとなった(基準。店舗によっては具のヤサイがつく)のを販売を開始した。店舗によっては2021年に入っても継続して販売しているが、常時販売している店舗のほか、曜日及び時間限定で不定期に販売する店舗が存在する。
天地返し
スープから麺を引き上げ、盛られたトッピング(主にヤサイ)を代わりに沈める動作のこと。二郎の自家製麺は非常にスープが染み込む特徴があり、スープから引き上げることで麺の“伸び”を防ぐ役割がある。それと同時に茹でたヤサイに味を付ける役割もある。箸とレンゲを使って丼の中身を反転させる様子から名付けられたと思われる。なお店舗によってはレンゲが常備されていない店があるため、この動作がし難い場合がある。
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