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NHKで放送されている大河ドラマ「青天を衝け」の1話、2話の見逃し配信、無料フル動画を無料視聴する情報やあらすじ、ネタバレ・キャストや原作情報などを紹介したいと思います!
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この記事の目次
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大河「青天を衝け」のあらすじ・ネタバレ
官尊民卑の世は、承服できん!百姓からの脱却を決意。
天保11年(1840)、武蔵国・血洗島村。
藍玉づくりと養蚕を営む百姓の家に、栄一は生まれた。
おしゃべりで物おじしないやんちゃ坊主は、父・市郎右衛門の背中に学び、商売のおもしろさに目覚めていく。
ある日、事件が起きた。
御用金を取り立てる代官に刃向かったことで、理不尽に罵倒されたのだ。
栄一は官尊民卑がはびこる身分制度に怒りを覚え、決意する。
「虐げられる百姓のままでは終われない。武士になる!」。
目指せ、攘夷の志士!
ところが計画中止、追われる身へ・・・。
千代と結婚した栄一は、従兄の惇忠や喜作と共に、尊王攘夷に傾倒していく。
江戸で仲間を集め、横浜の外国人居留地を焼き討ちする攘夷計画を企てた。
しかし、京の情勢に通じた従兄の長七郎の猛反対にあい、あえなく断念。
逆に幕府に追われる立場となり、喜作と共に京へ逃げる。
彼らに助け船を出したのは、一橋慶喜の側近・平岡円四郎だ。
幕府に捕らわれて死ぬか、一橋の家臣となるか。
「生き延びればいつか志を貫ける」。
この選択が、栄一の運命を変えていく。
心ならずも幕臣に。パリ行きが人生を開く!
栄一は一橋家の財政改革に手腕を発揮し、慶喜の信頼を得る。
ところが、慶喜が将軍となり、倒幕を目指すどころか幕臣になってしまった。
失意の栄一に、転機が訪れる。
パリ万国博覧会の随員に選ばれたのだ。
慶喜の弟・昭武とパリに渡った栄一は、株式会社とバンクの仕組みを知り、官と民が平等なだけでなく、民間が力を発揮する社会に衝撃を受けた。
そんな折、日本から大政奉還の知らせが届き、無念の帰国へ・・・。
まさかの新政府入りで、続々改革。33歳でいよいよ民間へ。
帰国後、様変わりした日本に衝撃を受けた。
静岡で隠棲する慶喜と再会した栄一は、身をやつした姿に涙し、慶喜を支えることを決意する。
しかし突然、明治新政府から大蔵省への仕官を命じられて上京。
「改正掛」を立ち上げ、租税・鉄道・貨幣制度など次々と改革を推し進めること3年半。
栄一はある決意を胸に辞表を提出した。
この時、33歳。いよいよ、栄一の目指す民間改革が始まるのだった・・・!
「青天を衝け」1話のあらすじ・ネタバレ
みなさん、お待たせしました。
いよいよ今夜スタートします。#青天を衝け
第1回「栄一、目覚める」
※15分拡大版!2月14日(日)
[総合]夜8時
[BSP・BS4K]午後6時※ニュースなどにより変更になる場合があります。 pic.twitter.com/OtIvz3EgQ1
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」2/14スタート! (@nhk_seiten) February 14, 2021
「栄一、目覚める」
武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(子役・小林優仁)。
人一倍おしゃべりの剛情っぱりで、いつも大人を困らせていた。
ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び込もうとたくらむが・・・。
一方、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(子役・笠松基生)を御三卿の一橋家に迎え入れる話が進んでいた。
「青天を衝け」1話のネタバレ・感想
放送開始前に、子ども時代を演じる皆さんをあらためてご紹介します!#吉沢亮 さんが演じる #渋沢栄一 の少年時代を演じるのは、 #小林優仁 くんです。#青天を衝け #第1回#栄一目覚める pic.twitter.com/5qdIDpL9pb
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」2/14スタート! (@nhk_seiten) February 14, 2021
#笠松基生 くんが演じるのは七郎麻呂。やがて #草彅剛 さん演じる #徳川慶喜 へ。#青天を衝け #第1回#栄一目覚める pic.twitter.com/loUVWl0SvV
— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」2/14スタート! (@nhk_seiten) February 14, 2021
「青天を衝け」は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一を主人公とした、大河ドラマ第60作目。
幕末から明治へと、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた渋沢の姿を描く。
第1回「栄一、目覚める」でメインに描かれるのは、栄一(小林優仁)と後の徳川慶喜となる七郎麻呂(笠松基生)の少年時代。
『青天を衝け』は、武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)を舞台にした栄一と江戸で繰り広げられる政治劇、2つの物語を並行して描いていくのが大きな特徴の一つである。
その2つの物語はやがて交錯していく。
そのことを印象付けるのが、冒頭の栄一(吉沢亮)と慶喜(草なぎ剛)の出会いのシーンだ。
供を連れて街道を馬で駆けていく慶喜。
その背後から叫び声を上げながら慶喜を追って走るのが栄一とその相棒・喜作(高良健吾)だ。
「それがしは渋沢栄一でございます!」
「すでに、徳川のお命は尽きてございます!」
転んでも、道を塞ぐ小川が流れていても走るのをやめない。
栄一の必死な声、言い換えれば暴言は慶喜の耳に届き、家臣らとともに馬を制しさせる。
「どうかこの渋沢をお取り立てくださいませ!」。
栄一の思いは慶喜へと届き、屋敷へ呼ぶようにと側近である平岡円四郎(堤真一)へと伝えられる。
威風堂々とした姿でひれ伏す栄一をじっと見つめる慶喜。
後に栄一が一橋家の家臣となるきっかけの、ほんの数分の短いシーンであるが、2人の熱量がぶつかり合う印象的な対峙である。
『青天を衝け』で栄一はとにかく走る!走る!走る!
人一倍にワンパクで、強情でお喋りなその性格は幼少期からであり、その活発に動き回るさまは、慶喜を追いかけるシーンが象徴的だ。
1月27日の会見で自身も認めていたように、演じる吉沢亮は映画『一度死んでみた』や『青くて痛くて脆い』を代表して、どこか陰のある役が多かった。
けれど、栄一はありのままの感情を表に出す人物。
挑戦的な役に吉沢は「新しい扉がバンバン開いてる」というが、この1年以上にわたる撮影期間の中で、一人の役者として逞しく成長していくことを確信させてくれる。
栄一は後に、およそ500の企業、600もの社会公共事業に関わり、民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞候補に2度選ばれることとなる。
そのことを予感させるのが愛情深い母・ゑい(和久井映見)の
「人は生まれてきたその時から一人でないんだよ。いろんなものと繋がってるんだよ」
「あんたが嬉しいだけじゃなくて、みんなが嬉しいのが一番なんだで」
という教え。
みんなが幸せになることを目指した栄一の礎を築いた一つの言葉だ。
ほかにも、徳川のルーツとなる武士の成り立ちから明治維新までをストーリーテラーとして俯瞰視した大河においても異例な登場の仕方の徳川家康、栄一の後の妻となる千代(岩崎愛子)への
「俺はお千代が大事だ。幸せにしてぇ。上に立って守ってやんべ」
というプロポーズとも取れる純粋無垢なセリフや、栄一の心に火を灯す砲術家・高島秋帆(玉木宏)との出会い、“烈公”と呼ばれた父・斉昭(竹中直人)の元で厳しく育てられ一橋家を継ぎ、七郎麻呂から徳川慶喜となる本作のもう一つの縦軸が描かれていく。
時代の転換期を駆け抜け、破天荒な人生を送った栄一の物語が今、幕を開けた。
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「青天を衝け」2話のあらすじ・ネタバレ
「栄一、踊る」
父・市郎右衛門(小林 薫)から藍の商いを、いとこ・新五郎(田辺誠一)から読書を習い始めた栄一(子役・小林優仁)。
でも一番の楽しみは、村祭りで獅子舞を舞うことだ。
しかし、大人の事情で祭りは中止に。
がっかりした栄一だが、ある計画を思いつく。
一方、一橋家の養子に入った七郎麻呂(子役・笠松基生)は、慶喜と名を改め、将軍・家慶(吉 幾三)から実子のようにかわいがられていた。
隠居の身の斉昭(竹中直人)は、息子を頼みの綱に政界に返り咲こうとする。
そんな中、ペリー(モーリー・ロバートソン)が日本にやってくることになり・・・。
「青天を衝け」2話のネタバレ・感想
吉沢演じる栄一が本格的に登場した。
ハツラツと村を駆け回る13歳の栄一を吉沢が表情ゆたかに表現し、注目を集めた。
「青天を衝け」は、資本主義の父と称され、新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一の生涯を描く。
同時に、やがて主君となる江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(草なぎ剛)とのかかわりも、印象的に描かれていく。
第2回は、前半で幼少期9歳の栄一(小林優仁)が、そして後半では4年後、13歳に成長した栄一(吉沢)が躍動した。
祭りの獅子舞シーンで幼少期からバトンタッチした栄一。
獅子の被り物を取ると従兄の喜作(高良健吾)や千代(橋本愛)と満面の笑みを交わし合い、剣術稽古の場面では長七郎(満島真之介)と真剣な表情で向き合った。
従兄の惇忠(田辺誠一)から読み書きを習い、面白い書を読めば夢中になって溝に落ちる始末。
泥だらけになって帰宅すると姉・なか(村川絵梨)や母・ゑい(和久井映見)にどやされ、汚れた着物をはぎ取られてふんどし一丁に。
春になったら江戸に連れて行ってもらえると聞けば、「江戸だ!江戸だ~!」と飛び上がって喜んだ。
目の前には希望しかない13歳の栄一を、瞳を輝かせ表情ゆたかに演じてみせた吉沢。
視聴者からも「栄一の目の輝きが子役時代からそのまま引き継がれた!」
「吉沢さんの栄一、表情も声も仕草もちゃんと13歳に見えるのがすごい」
「栄一の型にはまらない性格がよくわかる1話、2話だった」
と喝采と賞賛の声が上がり、ふんどし姿になるシーンでは「サービスカットきた!」「筋肉質で健康的な体!!」の声も。
Twitterでは初回に引き続いて今回も「#青天を衝け」がトレンド世界一に躍り出た。
第2回も、話題の多い内容だった。
冒頭は徳川家康(北大路欣也)による背景解説。
「こんばんは、徳川家康です」という斬新な一言が今回も話題を呼び、「徳川家康です」がTwitterのトレンドやYahoo!検索ランキングにランクインするなど話題に。
ペリー(モーリー・ロバートソン)にも「そっくり!」と驚きの声が上がった。
また、栄一と将来ふかくかかわっていくことになる慶喜も、幼少期の七郎麻呂(笠松基生)から草なぎにバトンタッチした。
感情を読み取らせない慶喜に、「表情が印象的」「つよぽんの冷たいまなざしがハマってる」の声が上がり、今後の展開におおいに期待を抱かせる走り出しとなった。
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「青天を衝け」草彅剛が大河ドラマで示した「別次元の存在感」
大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)が例年より1ヵ月遅れで放送開始になりました。
主人公・渋沢栄一を演じる吉沢亮さんをはじめ、大河ならではの豪華キャストがずらりと顔を揃えていますが、準主役とも言える“最後の将軍”徳川慶喜を草彅剛さんが演じていることでも話題です。
2017年、稲垣吾郎さん、香取慎吾さんと共にジャニーズ事務所を退所した草彅さん。
今回は、退所前の主演作『嘘の戦争』(フジテレビ系)以来となる実に4年ぶりの地上波プライム帯(19~23時)の連続ドラマ出演となります。
この4年の間に稲垣さん、香取さんと「新しい地図」というユニットを組み、舞台や映画に主演し、YouTuberとしてもデビューしてチャンネル登録者数100万人を達成するなど活躍していますが、そういったテレビ以外の活動をチェックしていない人は、役者として大河ドラマでようやくカムバックしたと感じるでしょう。
大手芸能事務所から独立したタレントは、元の事務所のスターたちが地上波の番組で活躍している中、なかなかこれまでどおりのポジションにはキャスティングしてもらえないというのが日本の芸能界の実情。
それまで一緒にドラマを作ってきたテレビ局や制作会社のプロデューサーの多くも、タレントが独立するとパッタリと声をかけなくなります。
しかし、「新しい地図」メンバーの場合、まずNHKがその沈黙を破りました。
2018年に草彅さんが『未解決事件 File.06 赤報隊事件』というドキュメンタリータッチの単発ドラマに出演し、2020年には稲垣吾郎さんが朝ドラ『スカーレット』に出演。
次にテレビ東京が香取慎吾さん主演のサスペンスドラマ『アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~』を制作し、現在月曜22時台で放送中です。
そして、草彅さんが大河ドラマに登場ということで、ここに来て3人は地上波でもかつてのような存在感を発揮しはじめました。
徳川慶喜は久しぶりの大役
もともと草彅さんは、事務所退所前からNHKの人気番組『ブラタモリ』のナレーションを担当しており、独立後も定期的にNHKに通って声の収録を行ってきたでしょうから、新しい事務所もNHK局員とはコンタクトが取れていたはず。
『青天を衝け』は栄一が慶喜に直訴する場面から始まり、2人の人生が幼少期から対比するように描かれていきます。
栄一は後に慶喜の家臣となり明治維新後には慶喜の伝記を書いて出版したほどの仲ですから、1年に及ぶドラマの終盤まで出番はあるはず。
この重要なポジションを獲得したのはマネージメントサイドにとって大金星でしょう。
また、2020年に公開された映画『ミッドナイトスワン』では、トランスジェンダーの主人公を演じた草彅さん。
男性の体に生まれついたが心は女性であり、新宿のショーパブで働きながら女性として生活する凪沙(なぎさ)にリアリティのある演技でなりきりました。
その結果、日本アカデミー賞主演男優賞に選ばれ、『浅田家!』の二宮和也さんをはじめ他の候補者も強力ですが、3月19日に行われる授賞式では最優秀主演男優賞を獲得する可能性があります。
凪沙は若くはなく、モテているわけでもない。
しかし、ひとりでもきちんとした暮らしをし、真面目に働き、同じ境遇の踊り子が困っていれば救いの手を差し伸べ、世間の冷やかしの目にも負けず強く生きている人です。
その凪沙が養育放棄された親戚の少女・一果(服部樹咲)を預かることになり、一果が得意なバレエのレッスンを続けられるようにするため、男性の姿で働くなど、自分を犠牲にしてでも少女に希望を託そうとします。
草彅さんはそんな凪沙のせつなさと母性のような感情を迫真の演技で体現しました。
凪沙が体を売ろうとして客ともめたり、広島の実家に戻って親戚から責められたりと、激しい感情のやり取りも多いのですが、どんな場面でも演じているようには見えないほど。
よく草彅さんを「憑依型」の俳優と言いますが、憑依というよりは、作品ごとにひとりの人間を作り出しているかのようです。
ただ、映画の終盤、凪沙がたどる運命は、草彅さんが熱演しているだけに、直視できないぐらいにつらいものでした。
現実ではトランスジェンダーを含めた性的マイノリティの人たちへの理解は十分に広まっておらず、その実情を誤解されがちなだけに、それをあえて悲劇的に描き、「トランスジェンダーってやっぱりこうなってしまうんだ」というイメージを強めたのは作品として残念なところです。
“インタビュアー泣かせ”の一面も
もともと草彅さんは、筆者のような記者やライターにとっては、接しやすいけれど本音を引き出すのが難しいという、ある意味“インタビュアー泣かせ”の人でもあります。
最近も、『ミッドナイトスワン』の公開時、「役作りは特にしていない」と語り(『スッキリ』(日本テレビ系)のインタビュー)、『青天を衝け』についても「思い描く慶喜像は?」と聞かれて「まったくわからないんですよね。歴史を全然知らないので」と答えています(『ごごナマ』NHK総合)。
トランスジェンダーの役も時代劇での将軍役も、事前準備をせず、いきなり現場で「はい、スタート」となりきれるものではないと思うのですが、本人は役作りの苦労を語りたがりません。
『任侠ヘルパー』映画版の取材のときは、何もしていないはずはないだろうと時間をかけて聞いてみたところ、「まぁ、体はしぼりましたけれどね、5キロぐらいかな」となんでもないことのように話してくれたので、油断できないのです。
努力家であるだけでなく、役をつかむ感性が鋭いこともよく知られています。
『青天を衝け』の慶喜役についても、「(歴史的背景などは)まったくわからない」と言いつつ「僕自身が分かっていない感じが、慶喜のつかみどころがない雰囲気とリンクしているよう」(「NHK大河ドラマ・ガイド『青天を衝け』前編」/NHK出版)と語っています。
慶喜と言えば、その名がタイトルロールになった本木雅弘さん主演の大河ドラマ『徳川慶喜』(司馬遼太郎原作)があり、2018年にも『西郷どん』(林真理子原作)で松田翔太さんが“ひーさま”と呼ばれる慶喜を演じていましたが、司馬さんも林さんも、将軍でありながら徳川の世を終わらせることを決断し、鳥羽伏見の戦いで幕臣たちを置いて戦場から去った慶喜を不可解な人物、時に冷たい人物として描いています。
「つかみどころのない」というのは、人物像としてまさに的確だと言えるでしょう。
トップアイドルの実力は伊達じゃない
しかし草彅さんの演技を見ていると、青年期の慶喜は徳川幕府の救世主として期待され、自分に何ができるのかに苦悩していた高邁な人物であったと感じます。
栄一と出会った場面での感情を抑えた表情と声のトーン。
プライドが高く容易に人を信じない用心深さもありながら、「徳川の命は既に尽きている」と勇気ある直言をした栄一に期待する心理も、一瞬の目の表情ににじませていました。まさに別次元の演技。
栄一役の吉沢亮さんも『ごごナマ』で「草彅さんのオーラやたたずまいが、お武家様のすごく位の高い人がいるという説得力がある」とコメントしており、それは長年、トップアイドルグループにいて人の2倍、3倍努力することが当たり前であり、主演俳優として視聴率などの結果を出すことが求められ、「すごくレベルの高い人」であり続けた草彅さんだから出せたもの。
そういった役者と役柄のシンクロニシティを見込んでいたのであれば、NHKのプロデューサーたちのキャスティングセンスはさすがと言うべきです。
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