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テレビ朝日で放送される2017年の映画「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」の見逃し配信、ノーカット無料フル動画を無料視聴する情報やあらすじ、ネタバレ・キャスト情報などを紹介したいと思います!
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この記事の目次
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「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」のあらすじ・ネタバレ
よる🌠8時からは「#相棒-劇場版-絶体絶命!42.195Km東京ビッグシティマラソン」🎬
相棒シリーズの劇場版!
記念すべき第1作を今夜放送✨特命係の右京(#水谷豊)と薫(#寺脇康文)が
連続爆弾テロに隠された真実に挑む! pic.twitter.com/qJnSCygGkG— テレビ朝日宣伝部 (@tv_asahi_PR) January 12, 2022
人気ニュースキャスターの死体が電波塔に吊るされる事件が発生、現場には「f6」という謎の記号が残されていた。その頃右京と薫は左翼過激派「赤いカナリア」から手紙爆弾を送りつけられた衆議院議員片山雛子の警護を担当することに。警護中、片山の乗る車が突如襲撃を受ける。右京と薫はそれを間一髪で阻止するが、そこにはニュースキャスター殺人事件同様に、謎の記号が残されていた。2つの事件を結びつけた2人は、一連の事件がインターネット上のSNSサイト内で行われる擬似裁判で死刑判決を受けた著名人を狙った連続殺人事件であることを突きとめ、同時に連続殺人事件の被害者達を訪ねまわる女性の存在を知る。
現場に残された記号の意味を知った右京は犯人が東京ビッグシティマラソン(モデルは東京マラソン)をターゲットにしていることを掴む。そして被害者達を訪ねまわっていた女性・やよいが武藤弁護士に保護されたことを機に事件の犯人とその犯行の目的が明らかになる。
一連の犯行の動機には、5年前、一人の青年が南米の国家・エルドビアで反米勢力に拉致され人質にとられるが、国によって見殺しにされて死亡した人質事件とその事件に関する外務省の機密文書「Sファイル」の存在が絡んでいた。犯人による国への復讐は15万人の観客と3万人のランナーを巻き込む未曾有の事態に突入する。
「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」のネタバレ・感想
こちらもTVドラマの劇場版。テレビ朝日の開局50周年記念作品だそうだ。これまで幾つものドラマが映画化されて来たが、その中でも上質な部類ではなかろうか。なかなか力作だった。
残念ながら本家のTVドラマは観たことがない。聞いたところでは視聴率も高く、シーズンを重ねているらしい。遅ればせながら、そちらも機会を作って観てみようかと思っている。
さて、本作品は、サスペンスと言うよりも人情ドラマである。連続する殺人事件と爆弾事件を追ううちに、隠された陰謀に辿り着く“お決まり”のストーリー。よく練ってはあるが、新味はない。それよりも主人公のキャラクタとポジションが面白かった。
彼は、実力者とのコネを持ちながら、それを行使することなく、敢えて閑職に甘んじているらしい。しかし、“実力者は実力者を認める”の格言通り、一朝ことあらば、組織を無視したルートで情報を取得し、事件解決に邁進して行く。しかし、本人はあまり自覚していないのか、或いは禅僧のごとくあるがまま受け入れているのか、飄々としている。よく出来たキャラクタであり、物語世界だと思う。このあたりが本シリーズの魅力なのかも知れない。
確かに、彼のような人材は上層部には登用しにくい。個人としての能力はズバ抜けているのだろうが、管理者としては不適格だ。閑職においやられるのも分かるような気がする。どの企業にも、こういう人が1人や2人いるものだ。その典型だと言えるだろう。
また、本作品の見所は、犯人逮捕後から始まる。そこから人情噺が始まるのだが、それまでのドタバタした展開とは打って変わって、見事な演出のキレをみせる。洗練されている、と言っていい。手馴れた感じで淀みがないのだ。
犯人の真意を言い当てる主人公、犯人の気持ちを察しつつも犯した罪に対しては涙をこらえて毅然たる態度をとる主人公、それでも、被害者を思いやって立ち回る主人公、上層部にねじ込んで行く主人公……。――まぁ、“浪花節”以外の何ものでもないのだが、これがなかなか見応えがあるのだ。
ドライな演出と照明で、ハードボイルド調に仕上げており、ちょっとオシャレな感じもする。おそらく、TVドラマもこんな調子だったに違いない。「夕べの『相棒』は面白かったゼ!」と大人が話題にしても恥ずかしくないくらいの出来映えだったはずだ。本作品もまた、事件に関係した人たちの思惑をさまざまに描き出す。そして、個人の感情など立ち入ることの出来ない巨大な組織の怖さを暗示しつつも、決して踏みにじってはいけない個人の尊厳があることも言及してみせる。やや出来すぎのような気もするが、これくらいの“救い”がないと観客も満足できないから、ちょうど良いのかも知れない。
津川雅彦氏が老政治家を軽妙に演じて面白かった。一方、平幹二郎氏に出番がなく、何となく気の毒のような気がした。
木村佳乃さんは、したたかでキツそうな性格を活かして適役。これはキャスティングの勝利だろう。
マスコミの過剰な報道に対する自戒の面ものぞいており、ある意味、非常にテレビ朝日らしい作品だったとも言える。うがちすぎかも知れないが……。
ちなみに監督は和泉聖治さん。ピンク映画の頃からファンだが、個人的にはドラマ『花と小父さん』が一番好きだ。演劇少年だった私には忘れ得ぬ一本である。
脚本も戸田山雅司さん、こちらも10年来のファンである。ドラマ『17歳』は、いまも再放送を願っている。
好きな監督、好きな脚本家、――これで私の琴線に触れないわけはないのだ。(笑)
総じて質の高い作品だった。オススメ!
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「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」について
「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」は、2008年5月1日に全国東映系で公開された日本映画。キャッチコピーは「必ず、追いつめてみせます。」。
テレビ朝日系で放送されている刑事ドラマシリーズ『相棒』の劇場版。監督は和泉聖治、脚本は戸田山雅司。テレビ朝日開局50周年記念映画作品。
映画化の構想はseason4終了後の打ち上げで出始め、2007年3月、season5撮影終了後から脚本を作り、6月上旬にクランクインした。2007年6月13日と6月26日には、公式サイトで募集した1万人のエキストラが参加した撮影が行われた。
本作は人気ニュースキャスターが殺害された殺人事件に端を発した東京ビッグシティマラソンの参加者を狙う犯人と杉下右京と亀山薫ら特命係の駆け引き、その殺人事件の裏に隠された国家の思惑とエルドビア共和国にて起きた邦人青年殺害事件等複雑に絡み合ったストーリーが描かれる。
本作の時系列については、特に明らかにされていないが、劇中で行われる「東京ビッグシティマラソン 2008」と言うセリフ等から、season6とseason7の間に位置した2008年頃とされる。
前売券の特典として「相棒 知恵の輪」と「相棒 ロゴ迷路ステッカー」のどちらかが付いてくる。
前売り券売上並びにオープニング動員数は好調で、GW期間の映画興行ランキング1位に輝き、2008年上半期での映画興行ランキングでも1位に輝いた。来場者数は350万人を突破。最終興行収入44.4億円という東映映画としては『男たちの大和/YAMATO』(2005年12月公開)以来の久々の大ヒット作となった。
本作以降、劇場版もシリーズ化され、2010年に『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』、2014年に『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』、2017年に『相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断』が公開された。尚、タイトルテロップの表示の際、サブタイトルが付かず、単に『相棒』としか表示されず、以後のシリーズのテロップも共通する。
2009年3月29日に日曜洋画劇場枠で地上波初放送。映画の開始前と終了後には、神戸尊(及川光博)が出演するショートドラマが放送され、尊が本作で起きた事件の詳細を知ろうとする内容が展開された。視聴率は19.5%。日曜洋画劇場枠では計3度放送されている。
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「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」のキャスト
水谷豊 役:杉下右京
警視庁特命係係長、階級は警部。性格は冷静沈着で理性的。捜査一課らに疎まれながらも、鋭い洞察力と推理力で難事件を解決する。
寺脇康文 役:亀山薫
警視庁特命係刑事、階級は巡査部長。右京と対照的な熱血漢かつお人好しな性格。TVシリーズ当初は右京についていけないと思うことがあったが次第に右京の人柄を理解していき、現在では右京の良き相棒となる。
鈴木砂羽 役:亀山美和子
薫の妻でフリージャーナリスト。薫とは大学時代からの付き合いで、TVシリーズでの紆余曲折を経て結婚、現在に至る。さばさばした性格。今回はたまきと共に東京ビッグシティマラソンに参加している。
益戸育江 役:宮部たまき
小料理屋「花の里」の女将で右京の元妻。TVシリーズではおしとやかな雰囲気の女性だが、本作では美和子同様に東京ビッグシティマラソンに参加する活動的な面を見せる。
川原和久 役:伊丹憲一
警視庁捜査一課刑事、階級は巡査部長。特命係のライバル的存在の“トリオ・ザ・捜一”の一人。薫のライバルで何かと薫に突っかかってくるが、今回では協力して事件解決にあたる。
大谷亮介 役:三浦信輔
刑事部捜査一課刑事。階級は巡査部長。“トリオ・ザ・捜一”の一人で最年長。
山中崇史 役:芹沢慶二
警視庁捜査一課刑事、階級は巡査。“トリオ・ザ・捜一”の一人でトリオ内の年少者。口の軽いお調子者で、特命係に捜査情報を教えることもしばしばある。
山西惇 役:角田六郎
警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策5課長、階級は警視。「暇か?」を口癖によく特命係の部屋に入り浸ることが多い。
六角精児 役:米沢守
警視庁刑事部鑑識課員、階級は巡査部長。趣味の落語を通じて右京と意気投合し、何かと特命係に協力するオタク的な人物。
片桐竜次 役:内村完爾
警視庁刑事部部長。階級は警視長。刑事部の面子を重視し、特命係が独自に捜査をすることを快く思わないが、今作では、特命係の二人に片山雛子の警護の任務を命じる。
小野了 役:中園照生
警視庁刑事部参事官。階級は警視正。内村の腰巾着的存在。
神保悟志 役:大河内春樹
警視庁警務部人事第一課主席監察官、階級は警視。特命係の実力を評価し、信頼している。
岸部一徳 役:小野田公顕
警察庁長官官房室室長、階級は警視監。過去の出来事で右京を特命係に追いやった張本人。特命係を助ける行動に出ることもあれば敵対することもある。
津川雅彦 役:瀬戸内米蔵
衆議院議員で元法務大臣。元坊主という経歴を持ち、曲がったことが嫌いな性格。特命係とは様々な事件の中で親しい間柄となる。
木村佳乃 役:片山雛子
元外務大臣片山擁一を父に持つ「平成未来派」に属する2世議員。右京と薫が関わった事件の中で、2人からの追求をかわした人物。
原田龍二 役:陣川公平
捜査一課1係の経理担当、階級は警部補。誤認逮捕を繰り返し一時特命係に配属された「特命係第3の男」。本作では連続殺人事件の鍵となるSNSサイトを発見する働きを見せた。
西村雅彦 役:鹿手袋啓介
院内紙記者で美和子の元彼。雛子の周りを嗅ぎ回る一方で、雛子の協力者として暗躍することもある。
松下由樹 役:武藤かおり
特命係とも関わりのある弁護士。捜査一課に取調べを受けるやよいの弁護を担当。
はるな愛 役:リサ
ゲイバー「髭と薔薇と…。」の従業員。東京ビッグシティマラソンに参加する美和子とたまきの応援にヒロコと共に駆けつける。
深沢敦 役:ヒロコ
特命係の知人でゲイバー「髭と薔薇と…。」のママ。本作では東京ビッグシティマラソンに参加する美和子とたまきの応援に駆けつける。
本仮屋ユイカ 役:守村やよい
大学生。木佐原芳信の娘。
一連の事件に塩谷が絡んでいると確信し、連続殺人事件の被害者に生前面会を求めていた。
かつての名は、「木佐原康江」だったが、兄である渡へのバッシングの影響により「守村やよい」へと名前を変える。名義を変更することを勝手に決めた父に複雑な感情を抱いている。
事件終結後はエルドビアに渡り、NPO活動を経てジャーナリストへの道を歩んでおり、後に、ドラマの方でもseason10 第5話に再びゲストとして登場しており、本作での事件に触れられている。
柏原崇 役:塩谷和範
一連の事件の犯人と目される男。
木佐原渡の親友でNPOに誘ったことがある。自分の代わりにエルドビアに行った渡に対し責任を感じている。
細山田隆人 役:木佐原渡
NPOに参加しエルドビアで難民救済活動を行っていた青年。
5年前に、ゲリラに日本政府への身代金目的で拉致され、日本政府が要求を拒否したため殺害された。退去勧告が出ていながらもエルドビアに留まったのは自己責任だと激しく非難されていた。
二階堂智 役:棟田土岐男
警察庁警備局参事官。
山田明郷 役:原武清文
警視庁警備部部長。
崎山凛 役:三奈瀬恭介
警察庁警備局員。
長谷部香苗 役:安永聡子
ヤスナガ美容クリニック院長。
岸谷五朗 役:ランナー11821
東京ビッグシティマラソンの参加者。
連続殺人事件の犯人の作戦により、捜査員達に取り押さえられる災難に遭う。
有森裕子(本人役)
東京ビッグシティマラソンのゲストランナー。
小野寺昭 役:片山擁一
元外務大臣で雛子の父親(現在は故人)。瀬戸内・御厨と合わせて「衆議院の三古狸」と呼ばれ、反りの合わない瀬戸内と御厨の仲介役でもあった。
平幹二朗 役:御厨紀實彦
元内閣総理大臣。東京ビッグシティマラソンでは瀬戸内と共に発起人を勤める。瀬戸内とは反りが合っておらず、片山の死後は疎遠になってしまうが、かつては瀬戸内・片山とともに「衆議院の三古狸」と呼ばれていた。無類のチェス好きとして知られる。
西田敏行 役:木佐原芳信
木佐原渡の父親。渡の事件が元でマスコミや大衆から激しい非難を浴び、大学教授を辞任する。武藤にやよいの弁護を依頼する。
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「相棒」について
「相棒」は、2000年からテレビ朝日・東映の制作で放送されている刑事ドラマシリーズ。
2000年6月から2001年11月にかけてテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で単発ドラマとして放送され、2002年10月から連続ドラマとしてシリーズ放送されている。
派生作品として劇場版4作とスピンオフ映画2作が公開されている。
テレビシリーズの単位は「season」(シーズン)と呼称している。
優秀なキャリアながらも、その変人ぶりから警視庁内の窓際部署「特命係」に所属している係長の杉下右京(演:水谷豊)が、自身の下についた相棒と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく刑事ドラマ。
いわゆるバディもの(英語版)であるが、失態により捜査一課から左遷させられた亀山薫(演:寺脇康文)、元は右京を監視するスパイとして警察庁から送り込まれた神戸尊(演:及川光博)、右京の要望で所轄から引き抜かれた甲斐享(演:成宮寛貴)、法務省からキャリア官僚として警視庁へと出向してきた冠城亘(演:反町隆史)と相棒は4人変わっている。(ドラマで放送されていないが、右京とバディを組んだ人物は11人である)
基本的に1話完結型のストーリー構成で、右京とその相棒が、右京の友人の鑑識の米沢守や、特命係の良き理解者である角田六郎等の協力者と協力しながら、難事件の捜査を展開し、謎を解き明かしていくミステリードラマを軸とする。
併せて相棒や彼らを取り巻く刑事達との人間模様、警察組織との摩擦、社会的な問題、それらに複雑に絡み合う官僚・政治家の陰謀などが展開されている。
全シリーズでの最高視聴率は2011年2月23日放送のseason9 第16話「監察対象 杉下右京」で、23.7%を記録した(ビデオリサーチ関東地区調べ)。
また、season9では平均視聴率が20%を超える(20.4%)という快挙を遂げている。
テレビ朝日が2012年4月から2015年3月まで、月曜 - 金曜の夕方の時間帯で行っていた再放送「相棒セレクション」枠は高い視聴率を獲得し、同年4月クールでテレ朝開局以来初の視聴率4冠を獲得する要因になったと報じられたが、その後視聴率が低下し、枠自体が廃止された。
2015年3月30日からは『ゴゴワイド』の第2部(不定期で第1部でも)にて科捜研の女などのほかの人気ドラマとランダムに再放送を行っている。
制作の経緯
土曜ワイド劇場枠で、水谷豊が主演していた『探偵事務所』シリーズの原作が残り一本になった時点で、同作のプロデューサー松本基弘により、水谷主演の新シリーズというコンセプトで企画が立ち上がった。
その時点で松本に明確なアイディアは全く浮かんでいなかったが、たまたま目にした明石家さんま主演のテレビドラマ(『恋のバカンス』(1997年、日本テレビ)だったかと回想している)の面白さに感銘を受け、そのドラマの脚本を務めた輿水泰弘にコンタクトを取り、輿水も了承したが、輿水のスケジュールが1年先まで埋まっており、水谷も納得した上で撮影開始まで1年半待つことになった。
そしてまもなく土曜ワイド劇場枠で同じく松本がプロデュースしていたシリーズの主演を務めていた寺脇康文と松本が打ち合わせした際に寺脇が水谷に憧れている話をし、水谷との共演を希望したことから、まもなく水谷と寺脇のコンビものという企画に決定する。
当初は輿水が「名探偵もの」、松本が「警視庁の刑事もの」と基本設定の方向性が分かれ、素人探偵では事件に取り組むプロセスが必要となるため、ダイレクトに事件に関われるように設定を刑事にし、所轄と異なり扱う事件が多岐に渡るという点から所属を警視庁へと決定した。
なお、番組タイトルは当初「黄金刑事(ゴールデンコップス)」という候補があった。
しかし、なかなかスタッフ全員が納得のいくタイトルがないがために仮タイトルという扱いになり、その後スタッフが中華料理屋で食事中に偶然出てきた『相棒』と言うフレーズがタイトルに決まった。
人物設定
特命係・杉下右京
特命係の設定は企画に今日性が欲しいという要望から、名探偵的な要素と警察ものを合わせて名前だけはかっこいい窓際部署でシリアスな裏設定があると、輿水が考えついて生まれたものである。
そこに追いやられた右京もまた輿水により、切れ者すぎて嫌われているという人物像が設定された。
輿水は右京のキャラクターについて水谷が常に敬語の慇懃無礼なキャラを嫌味なく演じてくれたら面白そうだったからと語っている。
また右京の造形にはシャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロのような名探偵ものの線で構成し、ネチネチ犯人を追い詰めたり、回りくどい言い方をする部分は『刑事コロンボ』からインスパイアされた。
右京の名前の由来は『パパと呼ばないで』の石立鉄男演じる安武右京から発想され、パソコンであれこれ打ってしっくりきた苗字があてられた。
ちなみに水谷と石立は『赤い激流』で共演している。
劇中のエピソードでは刑事部の所属となることに刑事部が反発したため、しかたなく本庁内でも(作中設定として)ランクが低い生活安全部に押し付けたということになっている(生活安全部は本来、被害予防が主な業務)。
右京の相棒
亀山薫は寺脇の明るい人柄が反映されたキャラ造形となっている。
また須藤プロデューサーが薫の名付け親であり、ちょっと中性的でいいと拝借された。
薫の後任の相棒となる神戸尊は、薫と同じ性格の人物が入るのを避けるため対照的なキャラクター付けがなされた。
そして薫同様に警視庁から左遷させられるのでは二番煎じになるため、輿水が警視庁の推薦組の存在から権力欲もある人物が特命係にくるのは面白そうとし、単に左遷させられるだけではつまらないとスパイの設定を付与し、及川のイメージを付与しながら尊の人物像を作り上げた。
また名前についてはパッと見て何て読むのかわからない難しい名前にしたかったという。
また、右京の相棒となる人物は四人共、全員「か」で始まり、「る」で終わる名前となっている。
小野田公顕
小野田は連続ドラマ化にあたり、右京と対等に話せる人物が必要であるという水谷の提案により考案され、小野田のキャラが生み出される事となり、岸部一徳が起用された。
また小野田の登場はseason1の縦軸となる「特命係誕生の経緯」を明かすために配されたという意図もある。
シーズンを通して人気の高いキャラクターであったが、相棒劇場版IIにて生活安全部長の三宅貞夫警視長に刺され死亡。
その後、小野田のポジションを引き継いだのが甲斐峯秋(石坂浩二)である。
キャスティング
脇を固める俳優達に従来のドラマのような人気俳優などではなく、小劇団出身者を多く配していることが特徴である。
松本基弘は「舞台出身の実力派が多いだけに短時間の出演でも強いインパクトを残してくれる」とコメントしている。
他にも“トリオ・ザ・捜一”の一人・伊丹役の川原和久は『相棒』の成功の要因にこうしたキャスティングを理由に挙げており、「出番が少なかったり、出てこないことがあっても、右京と薫やゲストの話を中心に濃密な構成が出来る」とコメントし、「失敗しているドラマは有名な俳優を多く配置し、それぞれの見せ場を見せている内に話が細くなるのに対し、『相棒』は幹の太い話を展開できる」とも分析している。
また、本作の世界の中でのリアリティを理由に薫を卒業させたのに対して、捜査一課らの面子が変わらないことについて松本は、「相棒としてドラマを背負っている薫と違い、ドラマを背負ったわけではなく、例えば角田のポジションを別の演者がやっても面白くならないかもしれないリスクを冒してまで変更する必要はない」と語っている。
ただし、その中でも何人かは降板したりすることがあり、その影響で何人かの主要の登場人物が入れ替わり立ち替わりで変わったり、劇中の人物の役を務めた俳優が亡くなったりした際は別の俳優が代役で登板することもある。
また一度ゲストで登場した俳優が同じ役で再出演したり、反対に別の役で出演することもある。
その中で、前沢保美は唯一同じ役である遠山ちず役を含め、計8回と役を替えての最多出演を果たしている。
他にも2011年1月1日放送のseason9 第10話「聖戦」で、本作ファンの漫画家・青山剛昌がカメオ出演(取材の誘いを受けて、現場を訪れたことが出演のきっかけだという)、2012年2月15日放送のseason10 第16話「宣誓」で、映画監督の三池崇史が特別出演した。
三池と交流のある和泉聖治監督からのオファーによるもの。
また、以前のエピソードでゲストとして出演していた俳優が、メインキャストとして登板することもある。
「相棒」の変遷
設定上は亀山薫の前にも6人の特命係員がおり、また薫が辞職してから神戸尊が着任するまで右京と組んで仕事をする人物がいたが、彼らは代数には含まれていない。
初代相棒として亀山薫を演じる寺脇康文がpre season 第1話からseason7 第9話までの長きにわたり務めたが、設定上は組織に不要な人間を右京の下に就けて自ら辞めさせる様に仕向ける部署であった筈の特命係に8年にも渡って居続けているというリアリティの欠如や、亀山薫という人間のリアルを考えた時に「ずっとこのままでいい」とは思わないだろうという思いと、ドラマ上とは言え、薫と言う人間の人生を曖昧にしたくないと言う思いから、season7を以て薫を卒業させるという展開を迎えることになった。
なお、こうした考えはseason4の時点で構想され、本作の撮影で約7か月間拘束されている寺脇の今後の俳優生活の将来を思った上での措置でもあったという。
2代目相棒の神戸尊役として、一度はゲストとしての起用を考えられ、映画『日本沈没』で無精ひげを生やした潜水艦乗りを自然に演じている様子から、ニュートラルに芝居に臨めること、なおかつどういうふうになるか読めないキャラであることが決め手となり、及川光博がseason7 最終話より演じることとなり、season10 最終話で卒業した。
3代目相棒の甲斐享役としてseason11より成宮寛貴が起用された。
元々は2年の約束だったものを水谷や制作陣の申し出により1年延長してもらい、season13 最終話をもって卒業した。
4代目相棒の冠城亘役としてseason14からは、反町隆史が起用されることになり、亘は警視庁へ出向してきた法務省キャリア官僚という設定であり、歴代の中で異例の経歴を持つ相棒となった。
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