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エルサが女王となり、平和を取り戻したアレンデール王国。しかし、不思議な歌声が聞こえるようになったエルサは、アナや仲間たちと共に再び冒険の旅に出ることに。冒険の先で彼女たちを待ち受けるのは、アレンデール王国と精霊と共に生きていた人々の、思いがけない過去。そして、エルサだけが魔法を使える理由と、エルサとアナの両親の死の真相が明らかに…。
「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」をはじめとする胸を打つ楽曲の数々と、美しい映像は必聴&必見!世界中を魅了した完結編をお見逃しなく!
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映画「アナと雪の女王2」のあらすじ・ネタバレ
この記事の目次
アレンデール王国の女王となったエルサ(松たか子)は、アナ(神田沙也加)、クリストフ(原慎一郎)、そしてオラフ(武内駿輔)と共に幸せな日々を過ごしていた。しかしある時、エルサは不思議な歌声を聞くようになる。その声に導かれるようにエルサが魔法を使うと、アレンデールに嵐が襲来。トロールの長・パビー(安崎求)は、精霊の怒りを鎮めなければアレンデールを救うことはできないとエルサに告げる。
エルサは、アナとクリストフ、トナカイのスヴェン、オラフと共に、風・火・水・大地の精霊に守られた魔法の森へ向かうことに。誰も入ることのできないはずの森の霧は、エルサたちを中へと誘い込む。霧の中には、かつて父に仕えていた護衛の兵・マティアス中尉(松田賢二)とアレンデールの兵士たちがいた。マティアスは父が立派な王になった話を聞いて喜び、その死を知って悲しむ。その時突然、火の精霊・サラマンダーが現れ、森が炎に包まれる…!!
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映画「アナと雪の女王2」のネタバレ・感想
前作の明るく、いかにもファミリー映画的な雰囲気と打って変わり、今回のアナと雪の女王はダークファンタジー然とした世界観となっています。
エルサの力の源や、アレンデールという国の真実に迫るという前作の世界観を掘り下げる形でのこの続編はかなり良い切り口をしていると思います。
前作ではお互いに距離のあったアナとエルサの前に意外な人物がヴィランとして立ちはだかり、二人がそれを乗り越え互いの愛情を確かめ合う、という話にしてみればややシンプルなテーマでした。
それに対し、今作ではシュガーラッシュ オンライン同様、ディズニー映画でも珍しくヴィランと呼べるようなヴィランが存在しません。
勧善懲悪的なストーリーではないため、エルサやアナには自身の内面と深く向き合った上での成長が描かれます。
圧倒的な力を持ち、目の前の障害を生まれ持った力だけで突破できるエルサは一方でその他人とはあまりにもかけ離れた自身の存在にいつも戸惑いを感じています。
それに対し、アナにはエルサのような力がありませんが、自身が心で決めたことを大切にし、無茶な行動でもためいなく実行できる人間的なタフさを持ち合わせています。
この二人の相性が非常によく、今作では互いに打ち解けた状態、いわばハッピーエンドからスタートする物語となっていて、前作では見られなかった姉妹の団欒も見どころの一つでした。
圧倒的な映像美と神秘的な世界にプラスして精霊や魔法といった要素を主軸にして繰り広げられるこの物語は最近ではやや珍しくなった王道ファンタジーそのもので、前作の成功から守りに入らず、今作へ大きくイメージを切り替えるあたりがなんともディズニーらしく意欲的です。
このイメージの変遷に対して不満を持つ人たちもいるようですが、トイストーリー4の時と同様にやはりそれはアナと雪の女王に対する表面的な見方が原因であり、事実プロセスや結末が違っても、登場人物たちのキャラクター性は以前と何も変わっていません。
みんなで仲良くこれからもずっと一緒、という結末に落ち着くのかと一瞬思いましたが、トイストーリー4やシュガーラッシュ オンラインのように やはりディズニーは一つの物語にきちんと「終わり」を用意してくれました。
人が生きている以上はある場面、ある時代に留まり続けることはできません。
それはどんなに当事者たちが願ったところでです。
ディズニー映画はキャラクターたちが「生きる」姿にこだわります。
生きているように動いていても、同じ思考、同じ選択、同じ流れが続くようならそのキャラクターは死んでいるのと本質的に変わりがありません、ディズニースタッフはそのことをよく知っています。
なので、最終的なエンディングに対して明確に決着・顛末を描ききることが最近では特に多いです。
これが互いに共生し続けることを至上のものと考えがちな日本的な思想とあまり相性が良くなく、その結果結末に対する反発が生まれるのでしょう。
アニメなんだから、映画なんだから仲良しこよしでずっと永遠に同じように同じメンバーで同じような話が続いていいじゃないか、という意見もあるかもしれません。
ですが、むしろアニメだから、映画だからこそ、本当に生きていることを描こうとすると、この決着が必要なのだと思います。
アナはアレンデールの女王になり、エルサはノーサルドラで第五の精霊として暮らしていく。
この作品のスタート地点から、最後は大きく離れた場所への着地になりましたが、それはやはりアナとエルサが生きているからで、物語が先に前進したからです。
ストーリーそのものの複雑さも読み解いていくうえで非常に興味をそそられ、二回目も必ず観なければいけないな、と思わせるのも見事だったと思います。
総じて低い評価をつけるにはあまりに勿体無い名作で、何度も噛みしめるように観たい映画でした。
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映画「アナと雪の女王2」の登場人物※ネタバレ含む
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エルサ(Queen Elsa of Arendelle)
アナの姉で、年齢は24歳。アレンデール王国の女王。真面目かつ優雅で落ち着きのある性格だが、物事を一人で抱え込む傾向がある。一人称は「私」。生まれながら、雪や氷を作り出す魔法の力を持っている。普通の生活に満足しておりトラブルを避ける傾向でいたが、彼女にしか聴こえない謎の歌声に導かれ力を解放するとアレンデール王国に異変が起きる。
魔法の森に向かい両親の死の真相を知り、そして自分の使命に導かれ単身アートハランを目指す。髪型がここからそれまでの三つ編みから後ろで束ねたスタイルを経て、更に何もしてない下ろした髪型へと変わっていく。アートハランで全ての真実を知り、女王の座をアナに譲位して「第5の精霊」として生きる道を選ぶ。
アナ(Princess Anna of Arendelle)
エルサの妹で、年齢は21歳。アレンデール王国の第2王女。好奇心旺盛で活発な性格。一人称は「あたし」。髪は赤毛で5歳の時に頭に受けたエルサの魔法の影響により一房だけが白くなっていたが、前作の終盤で髪の色は全て赤毛に戻り、三つ編みにしていた髪型は本作ではハーフアップになっている。クリストフの事は好きだが使命を一人で抱かえこもうとするエルサを何より心配していた。
エルサが一度凍りつきオラフが消滅した際には非常に悲しみ絶望したが、最終的にエルサに託された「正しきこと」を成し遂げる。その後クリストフと結婚して、女王の座を降りて「第5の精霊」となることを選んだエルサに代わってアレンデール女王に即位。なお、お互いに会うこと自体は可能であり、行き来を続けている。
クリストフ・ビョルグマン(Kristoff Bjorgman)
山男の青年で、アナの恋人。年齢は24歳。一人称は「俺」。アナとは相思相愛で彼女にプロポーズしようとするが、エルサの事を心配し変化を恐れているアナと気持ちが噛み合わずことごとく失敗する。さらにはノーサルドラの集落でライダーの助言によりトナカイを引き連れノーサルドラ式のプロポーズの練習をしていたところ予定より早く出発を決めたエルサにアナが付いていったため置いてきぼりにされてしまう。
アナが「正しきこと」を成すために大地の精霊に追われていた所でアナを助けてダムに向かう。
最終的には紆余曲折の末にアナにプロポーズ、その後彼女と結婚することになる。
スヴェン(Sven)
クリストフの相棒のトナカイ。アナへのプロポーズが失敗したクリストフに対し、「今感じていることが肝心だからためらわない方がいい」と慰めた。
オラフ(Olaf)
エルサとアナが幼い頃に作った雪だるま。年齢は3歳。一人称は「僕」。文字を覚えたことで以前より知識が増え、事情を知らない人々にあらゆる事情を説明することが出来る。本作ではバラバラになる体を使ったジェスチャーを披露している。
エルサとアナの両親2人は、エルサ18歳、アナ15歳の時に外交で海難事故に遭い亡くなったとされていた。しかし実際はエルサの魔法の秘密を調べるためにアートハランに向かいダークシーで亡くなっていた。2人は姉妹を分断し彼女達に何もしてあげられなかったことを後悔している。
イドゥナ王妃(Queen Iduna of Arendelle)
アレンデール王国の王妃で、エルサとアナの母親。実はノーサルドラ一族の1人で、アグナルの命の恩人。
アグナル国王(King Agnarr of Arendelle)
アレンデール王国の国王で、エルサとアナの父親。アレンデール王国とノーサルドラ一族の争いに巻き込まれた際、死にかけていたところをイドゥナに助けられ、恋に落ち結婚した。
ルナード国王(King Runeard of Arendelle)
アグナルの父で、エルサとアナの祖父。アレンデール王国とノーサルドラ一族の争いにて死亡した。現在では故人だが、本作のディズニー・ヴィランズに相当する。
表向きはノーサルドラとの外交を持ちかけていたが、実はノーサルドラを乗っ取るためにダムを建設した。彼の悪事は息子夫婦と孫娘たちの不幸とすれ違いの原因になった。
デスティン・マティアス中尉(Lieutenant Destin Mattias)
かつてアレンデール王国の警備隊のメンバーであった男性。アレンデールをノーサルドラから守ってきたが、そのせいで魔法の森に閉じ込められた挙句34年間もそこで過ごすことになった。それでも王国への義務を忘れなかったが、エルサとの出会いをきっかけにルナード国王の過去の悪事を知ることになった。
かつて、アレンデールと敵対してきたと言われる民族。アグナルの父の"計画"によって戦争を引き起こし、怒った精霊によって34年間、深い霧に閉じ込められてしまった。
イエレナ(Yelana)
ノーサルドラ一族の現在のリーダー。女性。クリストフに間違ってプロポーズされる。
ライダー(Ryder)
ノーサルドラのメンバー。アナとの煮え切らない関係に悩むクリストフに恋のアドバイスを伝授する。クリストフと同様、トナカイの気持ちを理解でき、トナカイの声でトナカイたちとコミュニケーションを取る。
ハニーマレン(Honeymaren)
ノーサルドラのメンバーで、ライダーの妹。
ゲイル(Gale)
魔法の森の風の精霊。オラフがゲイルと名付けた。
ブルーニ(Bruni)
魔法の森の火の精霊。サンショウウオがモデル。最初はエルサに牙を向けるが、正体は小さなサラマンダーで、エルサと旅をすることになる。
ノック(The Nokk)
魔法の森の水の精霊。馬の形をしている。ダークシーにてアートハランに向かおうとするエルサの行く手を妨害するが、エルサが必死に乗りこなせたことから忠実に仕えるようになる。
アースジャイアント(Earth Giant)
魔法の森の地の精霊。攻撃するときには大きな岩を投げつける。精霊たちの怒りが静まってるときは体を橋の代わりにしたりと住民たちの手助けをしてくれる。気性が荒く、些細な事で仲間も吹き飛ばしたりする。
パビー(Pabbie)
トロールの長老で、かつてアナの頭に当たった魔法を記憶を書き換えて治療する。魔法に詳しく、「ビジョン」をオーロラを操って見せたりする。クリストフの家族であり、本作ではアレンデールの国民の避難所として国民を村に預かることになる。
マシュマロウ(Marshmarrow)
過去作と前作に出演。本作ではメインストーリーに出演しないが、エンドロール後のオラフの本編解説の特典で登場しており、オラフから教わったのか人語を解している。エルサが『前作』でアナとクリストフをノースマウンテンの氷の城から追い払うために魔法で作った。
スノーギース(Snowgies)
短編『エルサのサプライズ』にてエルサがくしゃみをすると複数同時に現れるミニ雪だるま。喋ることは出来ないが、身振りで気持ちを伝える。マシュマロウと同様、エンドロール後の特典映像でのみ登場する。
ハンス・ウェスターガード(Prince Hans Westergaard of the Southern Isles)
サザンアイルズ王国の第13王子。本作では「アートハランの記憶」でのみ登場。年齢は今作の時系列では26歳。前作でアレンデール王国を乗っ取ろうと計画したが失敗に終わり、この一件により王位継承権を剥奪された。アナは彼の事をあまり思い出したくないため、彼女のNGワードになっている。また、エルサを含めた他のメンバーも彼にあまりいい感情を持っていない。
ウェーゼルトン公爵(The Duke of Weselton)
アレンデール王国の隣国で、貿易相手国であるウェーゼルトン国からエルサの戴冠式に招待された公爵。本作では「アートハランの記憶」でのみ登場。前作で金目当てでアレンデールに赴き、エルサの抹殺を目論むが失敗に終わり、これらのことでアレンデールとの貿易を打ち切られた。「ウィーゼルトン」と何回も名前を間違えられる。
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映画「アナと雪の女王2」について
「アナと雪の女王2」は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の2019年のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーションミュージカルファンタジー映画。監督はクリス・バックとジェニファー・リー、脚本はリー、製作はピーター・デル・ヴェッチョが務めた。2013年公開の『アナと雪の女王』の続編。
最初のティザー動画は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが2019年2月13日にYouTubeで公開した動画で、この予告編は公開から24時間で1億1640万回視聴され、歴代で最も視聴されたアニメーション映画の予告編となった。さらに、6月11日には2つ目の予告編が、9月23日には3つ目の予告編が、それぞれ公開された。
日本では2019年2月20日、邦題と日本での公開日、場面写真が同時に公開された。さらに、10月10日には日本オリジナルの本予告編が公開された。公開後の12月3日、Twitter上で複数の漫画家が本作の感想を描いた漫画を投稿した。いずれも本作の内容を好意的に紹介するものだったが、広告によるものといった表記はなかった。しかし、投稿された時間が19時に集中していたことから、報酬を受け取って漫画の掲載を依頼されたステルスマーケティングではないかという指摘が相次いだ。
これに対してウォルト・ディズニー・ジャパンはITmedia NEWSの取材に「依頼の段階で伝達ミスがあり、広告表示がなされなかった。意図して起きたものではない」「どこかでコミュニケーションミスがあり、抜け落ちてしまった」と回答した。その後の12月5日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは公式Webサイトで「『アナと雪の女王2 感想漫画企画』に関するおわび」と題した謝罪文を公開した。謝罪文には「投稿には広告であると分かるよう明記する予定だったが、関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において広告表記が抜け落ちる結果となった」と記されており、改めてステルスマーケティングであることを否定した。
12月11日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは公式Webサイトで企画に参加した漫画家とファンに向け改めて謝罪文を公開した。その謝罪文には「クリエイターに責任はない」「社内指針順守の不徹底が招いた結果である」と自社の責任であることが強調して記されていた。
日本では初週末において観客動員数121万1000人、興行収入16億1600万円を記録し、ランキングでは初登場首位となった。この記録は、前作の興行収入比211.7%の成績である。公開3日間では観客動員数145万人、興行収入19億円を突破した。前作と同様に10代、20代の女性を中心に幅広い層が劇場に詰めかけた。
2週目、観客動員数124万8000人、興行収入14億4300万円を稼ぎ、前週と同じく首位をキープした。この時点での累計観客動員数は338万人、興行収入は43億円を突破しており、公開から10日間での40億円突破はディズニーとピクサー作品の中で最速となった。 2020年3月までに日本での興行収入は133億6000万円、観客動員数1460万人を記録した。
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今回ご紹介した「アナと雪の女王」以外にもDisney+(ディズニープラス)では
・マーベル作品
・ディズニープリンセス作品
・ピクサーズ作品
などなど、他にも魅力的なドラマや映画がたくさんあります!
他では観れない独占配信の作品ばなりなので、Disney+(ディズニープラス)を是非チェック!
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