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ローマの休日の無料動画・ノーカット見逃し配信!

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ローマの休日の無料動画・ノーカット見逃し配信!

日本テレビで放送されている映画番組「金曜ロードSHOW!/金曜ロードショー」で放送される映画「ローマの休日」の見逃し配信、ノーカット無料フル動画を無料視聴する情報や再放送のこと、あらすじやネタバレについてなどを紹介したいと思います!

ハムレット
この映画「ローマの休日」は、ある国の若く美しいプリンセスが、自由を求めて宮殿を飛び出し、ローマの町で偶然出会ったアメリカ人の新聞記者と恋に落ちる…。1953年の公開以来、世界中で愛され続ける不朽の名作を、今回新たに収録した金曜ロードショー・オリジナル新吹き替え版で放送!当時ほぼ無名の女優ながらアン王女を可憐に演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞。“永遠の妖精”と呼ばれるオードリー・ヘプバーンの声を演じるのは、早見沙織。アン王女と運命的に出会う新聞記者役のグレゴリー・ペックの声は、浪川大輔が担当。世界的女優オードリーの瑞々しい魅力…名シーンの数々…語り継がれる永遠のラブストーリー!

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映画「ローマの休日」のあらすじ・ネタバレ

欧州親善旅行でローマを来訪した、ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、分刻みのスケジュールと、用意されたスピーチを披露するだけのセレモニーに少々うんざり気味。就寝前、軽いヒステリーをおこしてしまい、主治医に鎮静剤を注射されてしまう。しかし、なかなか寝つけないアンは思い立ってローマの街に飛び出してしまう。鎮静剤が効き始めたため、ベンチで横になるアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者・ジョー(グレゴリー・ペック)は寝ているアンを心配し、何とか家に帰そうとする。意識が朦朧としているアンを放っておくことは出来ず、ジョーはアンを自宅に連れて帰ることに。

<アン王女>オードリー・ヘプバーン(早見沙織)、<ジョー・ブラッドレー>グレゴリー・ペック(浪川大輔)、<アービング・ラドビッチ>エディ・アルバート(関智一)、<ヘネシー>ハートリー・パワー(茶風林)、<マリオ>パオロ・カルリーニ(関俊彦)、<大使>ハーコート・ウィリアムズ(浦山迅)、<将軍>トゥリオ・カルミナティ(伊藤和晃)、<男性キャスター>(藤井貴彦)

映画「ローマの休日」のキャストコメント

5月13日(金)の「金曜ロードショー」で、オードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペック共演の「ローマの休日」が18年ぶりに、デジタルリマスター版で放送。アン王女の声を早見沙織、新聞記者のジョー・ブラッドレーの声を浪川大輔が担当し、「金曜ロードショー」オリジナルの新たな吹き替え版でオンエアされる。

放送に向けて、吹き替えを務めた早見と浪川から、収録の感想や作品への思いについてコメントが到着した。

早見沙織のコメント

――この作品の魅力は?

改めてこの作品を見て、時代関係なく世界観に一気に引き込まれる引力を持った作品だと感じました。白黒という世界の中でも、みずみずしさ、麗しさを保っていて、夢見るような出来事が次々と起こり、切なさもありつつ、とても魅力的です。とは言え、たった一日の出来事で、「人生を変える一日もあるんだな」と思わせてくれるすてきな作品だと思います。

――声の役作りで気を付けた事、意識した事は?

ずっと考えて考えて、考え過ぎて分からなくなるところまで一度いきました(苦笑)。

声優というお仕事を認知したきっかけがオードリー・ヘプバーンの作品で、(その時見た)池田昌子さんのイメージが自分の中にずっとあったのですが、それを踏まえて、けれども意識し過ぎずに、そこからどうやっていくのかと…。

まずは冒頭の王女として振る舞うシーンから、外では見せない普段のお転婆な姿のシーンへの切り替えを上手くできたらと思っていました。ただ最終的には現場でディレクターさんの指示を頂きながらスタッフの皆さんと共に作り上げていけたらと思っていました。

(担当した)安江ディレクターにはずっとお世話になっていて、王女のところは「もっと威厳を持って」とか、違うところは「違う」と言っていただけたので、信頼してアフレコに臨めました。

――大変だった点、苦労したシーンは?

王女としての冒頭のシーンからベッドルームのシーンに切り替わる時に、どれくらい変えるかで苦労しました。ベッドルームではダダをこねたり号泣したりと外では見せないお転婆なキャラクターになるので。

あと、真実の口のシーンは、二人のセリフが流れるように進んでいくシーンで、吹き替えを意識し過ぎるとずれていってしまうので大変でした。(先に浪川さんの声を録ってから)一人で録っただけに、緊張感もあり難しかったです。

――お気に入りのシーンは?

後半の、二人が追手から逃げるところから、お別れ、再会までの一連は全て好きです! あとは、ジョーとアービングのカフェでのコミカルなやりとりは、ベタですけど大好きです(笑)。

――お気に入りのセリフは?

最後の方で、「今回のご旅行で一番お気に召した都市はどちらですか?」という記者の質問に答えるアン王女のセリフ「ローマです。なんと申しましてもローマです。この地での、素晴らしい思い出は生涯忘れる事はありません」。

たった一日だけど人生で忘れられないロマンあふれるすてきな一日もあるんだな…という。このシーンのアンの雰囲気がかわいらしくてキュンとします。

――浪川さんのジョーはどうでしたか?

かっこよく渋い声で、「あっ、ジョーだ!」と自然に認識できました。ポツリと言う短いセリフでも、導いてくれるような感じがあって、とてもすてきでした!

浪川大輔のコメント

――この作品の魅力は?

白黒なのに、色がついて見えるような映画。この1本の映画にあらゆる要素がつまっていると思います。例えば、「気持ちの持ちようで自分の世界がどう変わっていくか」といったメッセージなど。

今と違って、効果音も少なく、しゃべりもゆったりとしていますが、すべてのシーンが華やいで見えます。よく考えるとたった1日の恋物語なのですが、その一日が本当に濃密な一日で…。

あとはオードリーのすごさ。今回この作品を初めてじっくり見て、改めてオードリーの魅力に気づきました。新人にもかかわらずアカデミー最優秀主演賞を獲るのがよくわかりました。

――声の役作りで大変だった事は?

グレゴリー・ペックが、貫録があってオーラがあって、実年齢(当時37歳)以上に見えて、46歳の自分の声の方が若く聞こえてしまう感じがあったので、そのバランスを取るのに苦労しました。

大きな表現でなく、小さいところで気品、上品さ、ユニークさなどを表現してゆくのがとても難しかったです。

――苦労したシーンは?

全シーン。こだわって録って頂いたので、苦労したというよりチャレンジしたという感じ。(アフレコのディレクターさんが)昔からよく知っている方だったので、「どこまでできるか」というやりとりが楽しかったです。(何度もテイクを録り直したので)5回くらい映画を見た感じです(笑)。

――お気に入りのシーンは?

アン王女のシーンは全て好きです(笑)。ジョーのシーンでは、ラストシーンのジョーの顔が好きです。

――お気に入りのセリフは?

物語の後半で、ジョーがアンに「分かった」というセリフ。本当は分かりたくないけど、そう言いたいみたいな…“男の分かった”ですね。これは深いです。

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「ローマの休日」について

「ローマの休日」は、1953年製作のアメリカ映画。主演はグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーン。ウィリアム・ワイラーが製作・監督した。

イタリアのローマを表敬訪問した某国の王女と、彼女が滞在先から飛び出して一人でローマ市内に出たときに知り合った新聞記者との1日の恋を描いている。トレヴィの泉や真実の口などローマの名だたる観光スポットが登場する。

新聞記者をグレゴリー・ペック、王女をオードリー・ヘプバーンが演じている。当時新人だったヘプバーンは、本作により1953年のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。このほかイーディス・ヘッドが「最優秀衣裳デザイン賞」を、イアン・マクレラン・ハンターが「最優秀原案賞」をそれぞれ受賞している。

ただし、本作の原案(ストーリー)は実際にはダルトン・トランボが執筆したものだった。当時のマッカーシー旋風による赤狩りでトランボはハリウッドを追われていたため、名義を借用したのである。アカデミー賞選考委員会は、1993年にトランボへ改めて「1953年最優秀原案賞」を贈呈している。

製作決定
ダルトン・トランボが『ローマの休日』の原案(ストーリー)を書き、イアン・マクレラン・ハンターと共同で脚本を執筆したのは1940年代半ばごろで、元々フランク・キャプラが映画製作会社リバティ・フィルム社のために書かせたものである。1948年にリバティ・フィルムがパラマウント社に買収された後に、キャプラを監督にして製作に入ることに決まっていた。この時、エリザベス・テイラーとケーリー・グラントに出演交渉されたが、パラマウントの予算が150万ドルと少なかったためキャプラは妥協できず、『ローマの休日』を放棄した。

その後、この企画はしばらく宙に浮いたままだったが、1951年初めにウィリアム・ワイラーがこの脚本を知り、ローマでの撮影を条件に強い関心を示して、ワイラー監督でパラマウント社は製作に入ることとなった。

製作時にアメリカ本国では、ジョセフ・マッカーシー上院議員らによる「赤狩り」と呼ばれるマッカーシズムが吹き荒れ、非米活動調査委員会による共産主義者排斥運動が行われ、映画産業でも「ハリウッド・テン」と呼ばれた人物たちがパージされた。本作の脚本家であるトランボもその一人であったため、友人の脚本家イアン・マクレラン・ハンターが、本作の原案と脚本にその名前をクレジットした。

ウィリアム・ワイラー監督はこの映画の撮影はローマでロケをすると主張し、パラマウントも反対しなかった。制作費を節約するために、パラマウント映画がイタリアで稼いだリラ(国外には持ち出せない)を制作費に充てられる、というのがその理由であった。

オードリー・ヘプバーンの起用
この作品で最初にヒロイン候補に挙がっていたのはエリザベス・テイラーであった。その後監督がフランク・キャプラからウィリアム・ワイラーに変わり、ヒロイン候補にはジーン・シモンズの名前が挙がった。しかしジーン・シモンズと専属契約をしているハワード・ヒューズが貸し出しを拒否した。グレゴリー・ペックも最初は出演を渋ったがワイラーが説得、出演を承諾した。しかし予算の問題もあり、大スターを2人使うことは問題外であった。インタビューでワイラーは「主役にグレゴリー・ペックを使えると決まって急に具体化しました。相手の王女役に大スターを使う必要がなくなったからです。そこで私は無名であっても王女の役にふさわしい娘さんを捜しにかかりました。」と答えている。

パラマウントの各海外拠点が何人か王女役を提案してきたが、シュザンヌ・クルーティエ (en:Suzanne Cloutier) とコレット・リペール (en:Colette Ripert) の2人が際立っていた。それとは別に1951年7月パラマウント社ロンドン支社のリチャード・ミーランド製作部長は「『ローマの休日』の新しい候補、オードリー・ヘプバーンを発見した。『素晴らしき遺産』で彼女が演じた小さな役に感銘を受けた。」とニューヨークの事務所にヘプバーンを推薦した。ロンドンに立ち寄ったワイラーはヘプバーンに会い「何か独特の個性を持っているという強い感銘を受け、早速カメラ・テストをすることにしました」と答えている。

当時、ヘプバーンは映画界では無名に近い存在であったが、その彼女をロンドンのパインウッド撮影所に呼んで1951年9月18日にスクリーン・テストを受けさせた。監督はヘプバーンの希望で『初恋』の監督だったソロルド・ディキンソン。他に俳優でライオネル・マートンとキャスリーン・ネズビットが出演した。ワイラーはありのままのヘプバーンを評価するために、ベッドから起き上がるシーンのテストが終わってもカメラを回して撮影しておくように指示した。テストが終わったと思い込み、笑顔で伸びをする自然なヘプバーンのフィルムを見たワイラーはヒロインに抜擢することを決めた。シュザンヌ・クルーティエもテストを受けたが、明らかにヘプバーンが最善の選択であった。

この時、パラマウント社ロンドン支社のミーランド製作部長はヘプバーンにキャサリン・ヘプバーンと混同されるので改名してはどうかと打診している。その時彼女は「私をお望みなら、名前も採用してください」と答えている。

グレゴリー・ペックも彼女の才能を認め、新人であるにもかかわらず自分と同等のクレジットを与えることをエージェントとスタジオに要求。ヘプバーンは映画のタイトルの前に主演としてグレゴリー・ペックと共に載った。

しかし、彼女にはそれ以前に声がかかってブロードウェイで上演される『ジジ』の主役に抜擢されており、この後9月末に船でニューヨークに向かった。『ジジ』は大好評で、パラマウントはオードリー・ヘプバーンを5月末で解放してくれるよう『ジジ』のプロデューサーに5万ドルを支払った。『ジジ』はチケット完売のままでおよそ6か月の公演が続き、5月末に終了した。『ローマの休日』の撮影に入ったのは主演に決まってから8か月後の1952年6月であった。

撮影
最終脚本が完成していなかったため、イギリスの脚本家ジョン・ダイトン(英語版)がローマへ渡り、撮影の間に脚本を書き、現場でワイラー監督と一緒にシーンを考案した。ローマは使用可能なロケ地が多すぎるために、絶えず書き直しが必要なため、ダイトンは貴重な存在であった。1953年に映画が公開された時には、脚本家のクレジットはハンターとダイトンが共有した。

しかしスタジオ撮影ではなく、ロケ撮影のため様々な問題が起きた。この作品の撮影に入ったのは1952年夏であったが、ローマ市内の観光名所や公共施設で撮影するので、騒音対策、交通整理、パパラッチ問題に悩まされて、移動のたびに見物するファンの群れを整理する仕事はまさに悪夢であった。このため撮影は遅れ、完璧主義者のワイラーが普段撮れる数のテイクが撮れなかった。撮影監督のフランツ・プラナーは病気になり、撮影半ばでアンリ・アルカンに交代した。

またこの年の夏はローマにおいて例を見ないほどの猛暑で街全体がサウナ状態であった。出演者はメイクが流れ落ち、頻繁にメイクアップを直していた。さらには政治的状況は危険と暴力に満ち満ちていた。ファシストとコミュニストが激突し、突如爆発があったり、発砲騒ぎがあったりしていた。ある時は撮影しようとしていた橋の下でテロリストによる5つの爆薬の束が見つかったりもした。ローマ市内を2人がスクーターで走る場面は、この映画の代表的なシーンになったが、わずか3分のシーンであるのに撮影には6日間を要した。

それでもワイラー監督はロケ撮影がもたらす自由のおかげで生き生きしており、撮影現場はリラックスして楽しい雰囲気だったという。エディ・アルバートは、全員があまりに楽しんでいたので、「金(出演料)を取るのが恥ずかしいほどだった」と語っている。

真実の口のシーンの撮影では、ペックとワイラーは一計を案じ、本番で真実の口に手を突っ込んだペックは、本当に手を噛みちぎられたように演じた。ヘプバーンは驚きのあまり、本気で叫び声を上げ、素のリアクションを見せた。この自然な演技は、2人を十分満足させるものであり、1テイクでOKが出た。

ワイラーが唯一悔いを残したのが、テクニカラーで撮影しなかったことであった。制作費を抑えるためにワイラーはモノクロで撮ることに同意し、「その誤りに気付いた時はすでに遅く、充分なカラーフィルムをイタリアに送る時間がなかった」と語っている。

「ローマの休日」のエピソード

スペイン広場の時計
映画の中盤に、アン王女が市内に出て美容院で髪を短く切り、尾行してきた新聞記者ジョー・ブラッドレーが、スペイン広場で「偶然の再会」を装って、2人が語り合う場面がある。

上映時間にして2分にも満たないが、その時に階段下から撮ったカットで、後景に教会の鐘楼の下の時計が映っている。カットのたびに時計の針が大きく動いており、一度に撮影されたものではないことがわかる。

まず、アン王女が広場の階段の端に座っている時にジョーが声をかける最初のカットでの時計の針は8時10分で、9秒後に同じアングルでジョーがアンの横に座ろうとしたカットでは9時15分を指し、ジョーがアンの横に座った後にアップしたカットでは11時25分、そして一緒に市内観光に行こうと合意して立ち上がったカットでは10時20分を指している。

その他
映画の途中でアン王女が髪をカットするシーンがあるが、昔の一部の本ではそれが本当のヘプバーンの髪だったと書かれているものがあった。しかし『ローマの休日』のヘア・スタイリストだったグラツィア・デ・ロッシの息子で、撮影当時10歳で現場にも居たジャンネット・デ・ロッシが「あれはカツラだよ。何テイクも撮る監督だよ、もう一度と言ったらどうするんだい? あれは母がいくつもカツラを用意してたんだ。」と明かしている。
イギリスの女王エリザベス2世の妹マーガレット王女に関して、王女と民間人との恋の主人公として『ローマの休日』公開前に話題となったが、この恋は成就しなかった。そのため『ローマの休日』はこのことをモデルにしたのではと思われることもあるが、この映画の撮影は1952年であり、マーガレット王女の恋が公になったのは1953年である。このためこの映画のプロデューサーであったパラマウント社のライルズは明確に否定している。ただし、映画のプロモーションとしてこの事件が功を奏したことは否定していない。
映画の中で、エディ・アルバートが演じるカメラマンが使用する、ライターで紙巻きたばこに火をつけるように見せかけて写真を撮る「ライター型写真機」は、日本製の「エコー8」である。
劇中でヘプバーン演じるアン王女がジェラートを食べるシーンが撮影されたスペイン階段は、2019年7月から「観光客がゴミを散らかしているため」座ったり寝そべったりするのが禁止された。悪質な場合は最大で400ユーロ(約4万7000円)の罰金が科される。

日本初公開
『ローマの休日』の日本初公開は、1954年4月27日(東京地区)であったことになっているが、正確にはそれより6日早く、4月21日に長崎県佐世保市の「佐世保富士映画劇場」で先行して公開されている。4月23日には名古屋市の「名古屋ミリオン座」で封切られ、28日間の興行で名古屋地区洋画興行界始まって以来の大入りとなった。他の一部の地方都市でも、東京よりも早く公開されている。4月27日公開の東京の日比谷映画劇場では当初3週間の上映期間のところお客が減らずに延々と伸ばされ、最終的に5週間と3日となり、開館以来の新記録を打ち立てた。大阪でも開館以来のヒットであった。最終的には1954年公開の洋画での配給収入第1位になっている。

デジタル・ニューマスター版
2003年に映画製作50周年を記念してデジタル・ニューマスター版が発表された。原案のクレジットはイアン・マクレラン・ハンターからダルトン・トランボに変更されている。

日本では全国のテアトル系・ユナイテッド・シネマ系の劇場でリバイバル公開の後、DVDとVHSが販売された。

東京のテアトルタイムズスクエアで上映された時は大ヒット、テアトルタイムズスクエアの劇場前売り券新記録達成、観客動員数でも第1位になった。その後『パッション』に抜かされたものの、2009年の閉館時でも歴代観客動員数第2位であった。閉館の最終上映日の大トリも『ローマの休日』であったが、他の作品に先駆けて前売り券だけで完売していた。

デジタル・リマスター版
2020年には4Kフィルムからのデジタル・リマスター版ブルーレイが発売された(日本ではパラマウント映画の配給権・映像ソフト販売権を持つNBCユニバーサル・エンターテイメントから発売)。2003年のデジタル・ニューマスター版で変更された原案のクレジットに加えて、脚本のクレジットでもダルトン・トランボが追加されたため、脚本はダルトン・トランボ、イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトンの3人の連名になっている。

著作権問題
本作は米国においては著作権が切れる前に保護期間が95年間に延長されており、2048年まで有効である。

日本においては、1953年(昭和28年)上映の映画作品は、2003年(平成15年)12月31日をもって「著作権法による著作権の保護期間が終了したもの」と解釈されたことから、2004年(平成16年)1月1日以降、いくつかの会社から格安DVDとしてリリースされた。パラマウント・ピクチャーズは、日本では著作権が存続していると主張して、販売差し止めと損害賠償を求めて民事訴訟を起こした。2005年(平成17年)7月11日、一審の東京地方裁判所民事47部は、『ローマの休日』について「著作権の保護期間は終了した」としてパラマウント・ピクチャーズの主張を全面的に退け、パラマウント側の敗訴となった。パラマウントはこの東京地裁判決を不服として、東京高等裁判所に控訴したが「戦術の見直し」を理由に、東京高裁への控訴を取り下げ、東京地裁判決が確定判決となり、『ローマの休日』は、日本でパブリックドメインとして扱われることになった。

なおパラマウントが、同じ著作権の存続を理由に裁判で争っていた西部劇『シェーン』についても、一審・二審ともパラマウントは敗訴して最高裁に上告したが、2007年(平成19年)12月18日、最高裁が、パラマウント側の主張を退け、著作権は消滅しているとの確定判決が下されて、この著作権問題は決着した。

映画に登場した名所
・フォルム・ロマヌム(セプティミウス凱旋門)
・トレヴィの泉
・スペイン広場
・パンテオン(G.ロッカ)
・コロッセオ
・真実の口
・サンタンジェロ城
・テヴェレ川
・コロンナ宮殿(2階:勝利の柱の部屋)
・バルベリーニ宮殿(現・国立絵画館、クアットロ・フォンターネ通りに面した門)
・ヌオーヴァ教会修道院時計塔
・トラヤヌスの記念柱
・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
・ヴェネツィア広場
・ボッカ・ディ・レオーネ通り(青空市場)
・ポポロ広場
・サンタ・マリア・イン・モンテサント教会
・サンタ・マリア・イン・ミラーコリ教会
・ポポロ門(フラミニオ門)
・共和国広場(ローマ)
・サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
・フォルトゥーナの神殿
・サン・ピエトロ大聖堂(バチカン市国)
・パラッツォ・ブランカッチョ(現・国立オリエント博物館)

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